注目企業インタビュー

建設
家の品質を守るホームインスペクションで
長く安心して住める理想の家づくりを実現
株式会社 家のちえ
代表取締役 春山 浩司
PROFILE
大阪府出身。近畿大学理工学部建築学科卒業。一級建築士、一級建築施工管理技士など数々の資格を持つ。ゼネコンに12年、住宅会社に18年勤務し、建築に関する幅広い知識と3000回以上の検査を手がける。長年の経験を生かして2024年に(株)家のちえを設立。現在はホームインスペクションと家づくりに関するコンサルティングを軸に事業を展開している。著書『現場写真でわかる 木造住宅工事の納まり』も発売中。
COMPANY DATA
株式会社 家のちえ
- 住所
- 〒461-0002
愛知県名古屋市東区代官町34-12 JBビル3F - URL
- https://ienochie.com/
第三者の目線で家づくりをサポート

インタビュアー 小倉隆史
小倉 まず、春山社長が起業された経緯をお聞かせいただけますか?
春山 私は近畿大学を卒業後はゼネコンに就職し、そこから住宅会社へ転職して18年勤務していました。ある時、部下が手がけた分譲住宅について、お客様から「欠陥住宅だ」とクレームが入り、裁判にまで発展する事件が起こったんです。欠陥ではないため裁判自体は勝訴となりましたが、私から見ても確かに仕上げが粗い部分はありましたし、何よりお客様が涙を流されている姿を見て、「こんな泣かせるような家づくりをしていては駄目だ」とスイッチが入ったんです。お客様にとって住まいは一生に一度の買い物。お客様の夢を実現することが技術者である我々の責務なんだと改めて痛感したんです。
小倉 現場でのリアルなご経験から、お客さんのために立ち上がられたのですね。
春山 はい。そもそも、今は光熱費や人件費、それとさまざまな建築資材の値段が上がっています。現場の人手不足も深刻になる一方で、特に住まいの建築では現場監督が不足しているため施工の隅々まで目を光らせることができなくなり、結果的にお客様の住宅購入価格も上がっているにも関わらず、高品質な住宅を建てることが難しくなっているのが実態なんですよ。
小倉 なるほど。物価高や人手不足も、住宅の質に影響を及ぼしてしまっているのですね。
春山 おっしゃるとおりです。だからこそ、お客様と住宅会社との設計打合せの段階から入居後まで第三者の目線で定期的な検査を行う当社独自の「ホームインスペクション」が必要不可欠であり、私はそれを通してお客様の理想の家づくりをお手伝いしようと独立を決意しました。また、現場監督向けのわかりやすい施工マニュアルがないことも施工の品質が落ちる一因であると考え、『現場写真でわかる 木造住宅工事の納まり』という現場監督の育成を目的とした書籍も出版したんです。現在は、住宅を購入されるお客様に向けたホームインスペクションと、実際に建物を建てる業者様に資材調達や業務効率化及び品質向上のノウハウをご提供するコンサルティングの2軸で事業を展開しております。
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