注目企業インタビュー
お米の里・愛別町で愛情込めて栽培
直接個人注文が可能な「STAR RICE」
直接販売でより安くおいしいお米を提供したい

「星農園」の手がける「STAR RICE」
矢部 私は夫がジョッキーなので食生活はかなり意識しています。お米が美味しくないとおかずが進まないので、お米を一番にこだわっているんです。最近は、お値段が張っても良質のお米を選んでいる消費者は増えてきていると思いますよ。
星 矢部さんのおっしゃる通りだと思います。2024年には「令和の米騒動」が起こり、お米の価格が大きく高騰して社会問題に発展しました。そのため、農家は「お米が高くなったのでそのぶん手間をかける価値が出てきた」、消費者は「せっかくならおいしいお米が食べたい」という考えの方が増えているんです。それに伴い、これからはお米を生産者から直接購入する流れが普及していくと考えています。
矢部 確かに、顔が見える農家の方々が手間ひまかけて丁寧につくりあげているお米を直接買って味わいたい、という方はたくさんいそうですね。
星 ええ。それに、スーパーマーケットなどで購入するのと、農家から直接購入するのとでは、コストパフォーマンスの面でも後者のほうが優れているんです。どうせ値段が高くなってしまったのなら、お客様にはできる限りおいしいお米を、個人農家の生産する本当においしいお米を食べていただきたいと思っています。その気持ちを胸に、私も引き続き「STAR RICE」の販売に注力することで、直接お客様のもとへ自慢のお米を届けられる環境を整えたいですね。また、こうした直接販売という理想的な方法を、同じ米農家の方々にはどんどん取り組んでいただきたいという願いがあります。
消費者からじかに届く「おいしい」がやりがい
矢部 ぜひ、星代表の仕事のやりがいについて教えてください。
星 やはり、お客様から直接「おいしい」というお言葉をいただけるのが一番のやりがいです。他産地の米と混ざった地域のブランド米としてスーパーマーケットなどに並んでいても、どれが自分のお米なのか判別ができません。そのため、子どもに「これがお父さんのつくったお米なの?」と聞かれた際に、胸を張って答えることができなかったんです。しかし、こうしてお客様に直接販売を開始してからは、自分のお米が購入される際の動きがわかるようになりましたし、お客様のお声をじかにいただけて嬉しいんですよ。農業という仕事は、つくった作物がお客様の口に入るもの。ですから、たくさんの方から「おいしいです」と言っていただけるのは農家冥利に尽きますし、とても幸せなことなんです。
矢部 お客さんから喜びがダイレクトに伝わってくるのは嬉しいでしょうね。これからの展開が楽しみです。
星 ありがとうございます。現在はパッケージの仕様を変えたり、真空パックの商品をつくったりと新しい取り組みにも挑戦しています。今後もそうした試行錯誤を繰り返しつつ、お客様と農家がWin-Winの関係を築いていけるように力を尽くしていきます。また、愛別町はきのこが名産品なので、将来的にはきのこの加工品とのコラボ商品の販売など、愛別町が「お米」ときのこの町なのだということを広く伝えられるような挑戦もしたいと考えています。
1 2