注目企業インタビュー
作家と共に新しい価値を生み出し
唯一無二のグッズで顧客の生活を彩る
日常を彩る商品をつくり続ける
狩野 しかし、新しい商品をリリースし続けるのは大変ですね。
馬場 クリエイティブは正解のない世界ですから難しいこともありますが、私のイメージと作家さんの思い、2つを融合して新しいものを生み出す日々はとても充実しています。また、私は「つながり」「つなぐ」というキーワードを大事にしているんです。会社を立ち上げた1年目は苦労しましたが、これまでのご縁が仕事につながることもありました。改めて人とのつながりの大切さを痛感しましたし、これからも人との出会いやご縁を大事にしていきたいですね。
狩野 同感です。阪神タイガースを退団してから感じたのが、ファンの方々や監督・コーチなどさまざまな「人」に支えられていたということです。引退後も先輩方やいろんなタレントさんからアドバイスをいただける環境に大変感謝しているんです。
馬場 私は、お取引先の企業様、グッズを手に取ってくださるエンドユーザー様、そして社員にも喜んでもらえるような、「三方よし」の会社でありたいと思っているんです。クリエイティブの現場ですから議論が熱くなることもありますが、楽しみながら常識や固定観念にとらわれない商品を発信していきたいですね。
狩野 ここまでお話をうかがって、(株)HP企画さんはとても風通しの良い会社だと感じました。多様なアイデアが自由に議論される環境であれば、おもしろい商品も生まれそうです。
馬場 当社は阪神タイガースと作家のコラボ企画以外にも、美術館や博物館で販売されるグッズの企画・製作・販売も手がけているんです。2024年に東京近代美術館で販売されたはにわや土偶の缶バッジは、ありがたいことに、非常に人気で売れ行きが良かったと聞きました。
狩野 これは手に取った方々を思わず笑顔にするユニークな缶バッジですね!では最後に今後の展望についてもお聞かせください。
馬場 当社が販売するステンレスボトルのように、他の会社では思いつかないような新しい商品を生み出し、お客様の生活に彩りを添えられればと思います。当社のグッズを手に取ってくれた方々に「買って良かった」と思っていただけたら本望ですね。また、展覧会のグッズの企画・製造・販売事業にも引き続き力を注いでいくつもりです。

GUEST COMMENT
狩野 恵輔
「失敗を恐れず行動に移すことが大切」とおっしゃっていた馬場社長。私も同じ考えで、失敗から学び、トライし続けることが成功の鍵だと思っています。新たな商品を生み出すために試行錯誤を重ねる社長のお話からは、充実感と仕事に懸ける情熱がひしひしと伝わってきました。これからも楽しみながら、素晴らしい商品を生み出していってください!