注目企業インタビュー
従業員の「安全」と「働きやすさ」を追求
ガス設備の保全業務でライフラインを守る
ガス設備の保全業務に対応

▲ 妻の友紀子氏と共に
嶋 倒産の危機を奥様との二人三脚で乗り越えられた、と。胸を打つお話です。現在、御社は何名体制で運営されているのですか?
長谷川 法人化して8年目になりますが、現在は正社員が20名、フリーランスのスタッフが約10名、合計30名ほどの体制です。事業内容は父から会社を引き継いだ際にガス設備の保全業務をメインとする形に変更し、東京ガスグループの一員として活動しています。東京ガスの拠点に常駐し、ガス設備の点検や保全を行うことで、ライフラインを守るのが私たちの使命です。
嶋 私たちが安全にガスを使えるのも、M&Y(株)さんのような企業のおかげなのですね。具体的にはどのような業務に携わっていらっしゃるのでしょうか?
長谷川 当社では、商業ビル・学校・官庁などの大規模施設に設置されたガス設備の法令点検業務や、道路工事・建設現場でガス漏れやガス管の折損事故が起きないよう現場に立ち会う管理・監督業務、ビルやマンションなどの敷地内に設置されたガス遮断バルブの点検、通報を受けて個人宅や店舗に駆けつけ、ガス漏れが発生していないかを確認する「ガスライト24」など、さまざまな業務に携わっています。
「怒らない」をモットーに
嶋 ガス設備の保全業務と一口にいっても、いろいろな分野があるのですね。人々の暮らしを守る仕事だからこそ、人材育成も大切だと思います。従業員の方々と接するうえで心がけていることはありますか?
長谷川 皆さんがのびのびと働けるよう、怒らないことをモットーにしています。私自身、性格的に怒るのが苦手というのもあるのですが(笑)。謙虚な姿勢で、優しさとゆとりを持って接するように心がけています。
嶋 素晴らしい姿勢だと思います。
長谷川 ありがとうございます。私の根本には「会社は人がいるからこそ成り立っている」という思いがあります。ですから自然とそのような振る舞いになるのかもしれません。ただ、もちろんのことですが、作業の安全確保は徹底しています。例えば、作業内容や危険なポイントを事前に打ち合わせる「TBM(ツールボックスミーティング)」や、作業前の「KY(危険予知)活動」など、安全を守るための取り組みは怠りません。
嶋 自由に、かつ安全に働ける環境は従業員の方々にとっても嬉しいでしょう。
長谷川 そうおっしゃっていただけると嬉しいです。お話ししたように、当社は東京ガスグループに所属しています。そうしたこともあり、東京ガス社内資格、ガス主任技術者・管工事施工管理技士などの国家資格、公的資格取得を支援する体制が整っているんですよ。従業員の皆さんには、各資格を存分に生かしながら働いてもらっています。手に職が付けられて、安定して長く働けることもこの仕事の大きな魅力の1つです。
嶋 M&Y(株)さんには、従業員の方々が生き生きと働ける環境が整っていることがよくわかりました。
長谷川 私自身、30年以上この業界に携わってきて、さまざまな苦労を経験してきました。だからこそ、従業員には待遇面・環境面ともにより良いものを提供したいという気持ちが強いんです。その思いから、「ハラスメント対策マネジャー」「リーダーシップ」の資格も取得いたしました。今後も、従業員を大切にしながら、お客様に安心・安全・信頼を届けられるよう全力を尽くします。

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GUEST COMMENT
嶋 大輔
「周囲の方々のお力を借りながら、妻と共に会社をさらに良くしていきたい」とお話しされていた長谷川社長。奥様のお話では、社長は利益よりも従業員のやりがいを重視した経営方針を貫いていて、その姿勢が評価されて新たな仕事につながっているのだそうです。これからもその信念を持ち続け、従業員の方々と共に、人々の暮らしを支え続けてください!