注目企業インタビュー

建設
後戻りのない、納得のいく仕事を追求
20年の実績を持つ空調設備工事のプロ
株式会社 空調社
代表取締役 土渕 基春
PROFILE
建設会社の社員として働く中で、現場の職人に憧れを抱く。その後は別の業界のサラリーマンに。30歳を前にして親戚の勧めで空調設備工事の職人に転身する。2000年に一人親方として独立し2017年に(株)空調社を創業。工場、老人ホーム、学校などの大規模施設を中心に、業務用エアコンの空調設備工事を手がけている。
COMPANY DATA

株式会社 空調社
- 住所
- 〒 345-0014
埼玉県北葛飾郡杉戸町才羽772 - URL
- https://kuuchousha.com/
埼玉県杉戸町を拠点に空調設備工事を手がける(株)空調社。決して後戻りのない丁寧な施工をポリシーに掲げ、見えない部分もとことんきれいに仕上げる仕事で着実に実績を積み重ねてきた土渕社長の流儀に、タレントの水野裕子さんが迫るインタビュー。
絶対に会社をつぶさないと決意
水野 業務用エアコンなどの空調設備工事でご活躍中の(株)空調社さん。まずは、土渕社長が起業されるまでの歩みを教えてください。
土渕 私は、初めは職人ではなかったのですが、建設関連の会社に勤めていました。その時に出会う職人の方々と触れ合う中で、徐々に職人への憧れが強くなっていったんです。そして30歳が目前に差し掛かった頃に、空調設備会社の社長だった親戚の勧めで、職人の道に進むことを決めました。
水野 職人さんへの憧れから建設業界に足を踏み入れたのですね。
土渕 ええ。それからは、ほぼ休みもない状態で、朝も夜も仕事という毎日を送っていましたね。性格的にも細かい作業が性に合っていたので、この仕事のおもしろさにどんどん引き込まれていきました。何より、意外とそうした細かなこだわりというのを見てくれている方もいて、とても嬉しかったんです。
水野 独立されたきっかけはどのようなものでしたか?
土渕 勤めていた親戚の会社が倒産してしまったことが、大きなきっかけでした。そこでもう1人仲間を誘い、2000年に独立したんです。ところが、その仲間が現場での作業中に倒れ、亡くなってしまい――。私はその時の責任を大きく感じ、「彼のためにも、絶対この会社をつぶさない」と覚悟を決めました。当社は2017年に法人化しましたが、今でも私の心の中では彼のことを専務として、共に働く仲間として大切にしています。
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