一歩を踏み出したい人へ。挑戦する経営者の声を届けるメディア

Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

木造住宅・新築工事、リフォームまで<br />
完全自社施工で地域に根差す町の大工

建設

木造住宅・新築工事、リフォームまで
完全自社施工で地域に根差す町の大工

株式会社 ひらの工務店
代表取締役 平野 展明

PROFILE

中学生の頃、大工だった叔父の手伝いを始めたことを機に建設業界を志す。工業高校を卒業後、建設会社に就職し大工としてのノウハウを培う。その後、同社の番頭(先輩)と共に独立。18年間右腕として活躍する。後進が育ったことを機に独立を決意。「ひらの工務店」を立ち上げ、2023年7月7日に法人化を果たした。

COMPANY DATA

住所
〒132-0024
東京都江戸川区一之江6-6-10
URL
URL https://hirano-mc.tokyo/

東京都知事 許可(般-5)第158037号

「住まいのことは何でもご相談ください」と語る東京都江戸川区の(株)ひらの工務店の平
野展明社長。同氏は18 歳から建築現場に臨み、昔ながらの伝統工法から現代の工法まで網
羅している。顧客のため自社施工にこだわる同氏の思いに、タレントの嶋大輔さんが迫った。


 

18歳から大工一筋で歩み続け27年

 東京都江戸川区に根を張り、地域の方々を支えていらっしゃる(株)ひらの工務店さん。平野社長は、いつ頃から建設業界に進まれたのですか?

平野 私が中学生の頃、大工をしている叔父のところにアルバイトに行きましてね。当時は今のように水平や直線を測る機械がありませんでしたから、そこで「目がいいから職人に向いていると思うよ」と背中を押され、大工の道に進むことを決意しました。その後は都内工業高校で一番の実績を持つ都立蔵前工業高等学校(現都立蔵前工科高等学校)の建築科を卒業し、建設会社に就職したんです。しかしその会社が、4年後に倒産してしまって。それを機に、前職で番頭さんだった先輩と共に会社を立ち上げ、18年ほど右腕として頑張ってまいりました。

 独立されたのには何かきっかけが?

平野 もともと、いつかは自分で会社を持ちたいと思っていたんです。そして後進が育った段階で「最後のチャンスだ」と思い切って社長に退職を申し入れ、「ひらの工務店」を立ち上げました。個人事業主として着実に売り上げを上げていき、2023年7月7日に法人化したんです。
 

昔ながらの工法から最新技術まで対応

 (株)ひらの工務店さんではどのような施工をされているのでしょうか?

平野 当社では洗練された大工の技法のもと、建築工事一式に対応しています。木造住宅の改修工事をはじめ、マンションのリフォーム工事を行ったり、空き家の住宅を補強してリノベーションしたりとさまざまな施工を行っているんです。最近では、ペンションの新築工事にも対応させていただきました。お施主様のどのような要望や理想も具体化し、形にするため、丁寧な施工を心がけています。

 それは素晴らしい。住宅のことなら何でもお任せできそうですね。

平野 ええ。水道工事や、電気工事にも対応しているんですよ。また、壁紙のクロスの張り替えも可能ですし、「洗面所にがたがきてしまった」「お湯が出なくなった」といった緊急のトラブルにもスピーディに対応しています。例えばトイレのリフォームにしても、一般的には解体業者さん、水道業者さん、電気業者さん、クロス業者さんなどさまざまな業者さんが関わります。しかし当社ではそれらすべてに一貫して対応しておりますので、修理代をお安くできますし、どのような質問に対しても他業者を介さず即座にお答えすることができるんです。

 エンドユーザーからすると、一括で全部お任せできるのはありがたいです。

平野 ありがとうございます。私はガスや給湯器も扱えるよう、資格も取得しました。冬場になり町を歩くと地域の方々から「給湯器を交換してほしい」といったお声をいただきます。その場合でもすぐにご自宅におじゃまして修理するなど、「お客様の困ったを解決する」という理念を貫いているんですよ。

 
 

1 2