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注目企業インタビュー

ドライバーを管理者に育てて事業を拡大<br />
高品質の軽貨物運送で顧客の信頼を高める<br />

サービス

ドライバーを管理者に育てて事業を拡大
高品質の軽貨物運送で顧客の信頼を高める

合同会社 RCS
代表 赤城 拓哉

PROFILE

友人から「ここは給料がよさそう」と勧められたのをきっかけに、高校卒業後は大手運送会社に就職。その後、意を決して7年後の2023年3月に退職した。同年8月に弟や高校時代の同級生、妻の知人など、気心の知れたメンバーと共に軽貨物運送業を手がける(同)RCSを設立。「ドライバーに挑戦する機会を与える」がモットーだ。

COMPANY DATA

合同会社 RCS

住所
〒132-0011
東京都江戸川区瑞江2-14-1
鈴木ビル4F
URL
https://rcs-0814.co.jp/

軽貨物運送業で躍進する(同)RCS。大手運送会社での勤務を経て独立した赤城代表は、自らの経験をもとに、高品質の配達とドライバーの育成を両立させている。次のステップに向けて着実に歩みを進めている同氏に、元プロ野球選手の山口俊さんがお話をうかがった。


 

ドライバーに挑戦する機会を与える

山口 まずは赤城代表のご経歴から教えてください。

赤城 私は高校卒業後、大手運送会社に就職しました。就業時間は長かったものの仕事にやりがいを感じていたのですが、3年後に昇格するとなぜか給料が下がったんです。2人目の子どもが生まれ「さらに稼がなければ」という時だったので、独立を考えるようになりました。

山口 家族が増えるのに、経済的に厳しくなるのはつらいものがありますよね。

赤城 ええ。それに当時、私と同い年で事業を始めた友人がいたのですが、彼の会社がどんどん業績を伸ばしていく様子を見て葛藤するようになったんです。それでもさらに社内で上を目指そうと奮起したものの、待遇に満足できず、入社8年目の2023年に独立を決意し、5人の仲間が集結し同年8月に当社を立ち上げました。

山口 なるほど。それでは(同)RCSさんの陣容についてお聞かせください。

赤城 当社のドライバーさんは業務委託契約を締結している個人事業主の方を主軸とし、協力会社のドライバーさんを含めた計35名で現在活動しております。当社の主軸となる仕事は、大手運送会社、大手ECサイト様からお荷物を預かり、個人宅や企業へ配送を行う配送ドライバーです。立ち上げ当初は、今と変わらず私の足で営業活動を行い開拓してきました。ドライバーさんが高品質を提供しているため、評判が高まり古巣の会社ともお付き合いするようになりました。

山口 お仕事をされる中で赤城代表が特にこだわっていることはなんですか?

赤城 私が何よりも重視しているのは品質です。例えば、配達先では必ずお客様にごあいさつをする。誤配は絶対にしない。荷物を勝手に玄関先に置いたりしない。駐車禁止の場所に車両を止めない。交通ルールを守る等々、安全面も含め配達の質を高めることに全力を注いでいます。配達の品質が下がるとお客様が離れ、運送会社から任せていただく荷物も減ってしまうからです。お客様や運送会社との信頼関係を高め維持するためにも、サービスのクオリティにこだわるという理念をスタッフに言い聞かせています。

山口 軽貨物運送の会社は多いので、埋もれてしまうのは避けたいですよね。

赤城 はい。ですから当社は配達の品質を数値化しているんです。週に一度はドライバーと話し、さらに質を高めるにはどうすればいいかを一緒になって考えています。おかげさまで若手が多い当社のドライバーはチームワークも抜群で、この点も大きな強みです。
 
 

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