注目企業インタビュー

教育・スクール
継続こそ力。通いやすさが魅力の書道教室
イラスト事業も加えアートスタジオに
佳玄会書道教室 / 合同会社 アートスタジオ iroka
代表 八ツ田 佳子
PROFILE
三重県出身。5歳から書道を始める。青山学院大学法学部を卒業後、法務の仕事を経験し、その後ブライダル業界へ転職。この頃に再び書道を学び始める。2014年に書道教室をスタートし、2019年に常設教室を開室。2023年12月に現在の東中野教室に拡張移転。2024年4月に娘のイラスト事業を含めて法人化。
COMPANY DATA

合同会社 アートスタジオ iroka
- 住所
- 〒164-0003
東京都中野区東中野1-35-1
はりまビル 2F - URL
- https://www.kagenkai.com/
https://www.artstudio-iroka.com/
山口 東中野で佳玄会書道教室を運営されている八ツ田代表。代表はやはり、幼い頃から書道を学ばれていたのですか?
八ツ田 はい。書道をしていた祖母のすすめで5歳から書道を始めました。ただ、大学の時に一度離れてしまって。社会人になってから再び習い始めたんです。教室を始めたのは娘が小学3年生の頃でした。娘の保育園時代のママ友から頼まれて、区民センターで書道を教えるようになったんです。そこから少しずつ生徒数が増え、現在では子供から大人まで200名以上の生徒さんにお通い頂いています。
山口 それはすごいですね!お教室でのレッスンは予約制なのでしょうか?
八ツ田 ええ。曜日や時間を固定しないで、都合のよい日時をLINEの予約システムから予約して頂いてお越し頂くようにしています。幸いなことに入会を希望される方が多く、できるだけ多くの生徒さんを受け入れられるように日々工夫しています。
山口 他にも「佳玄会」さんならではの強みがあればぜひ教えてください。
八ツ田 学校や仕事帰りに書道道具を持参しなくてもレッスンにお越し頂けるところです。書道道具は教室で提供、管理しているので、手入れの行き届いた道具でスムーズにレッスンを受けられます。また、お月謝などのお支払いはキャッシュレスにしています。
山口 なるほど。さまざまなお取り組みから、八ツ田代表が生徒さんの目線に立って考えていらっしゃることがよく伝わってきました。
八ツ田 ありがとうございます。書道は続けてこそ上達します。だからこそ、生徒さんの負担をできるだけ軽減することを心がけているんです。通いやすさを第一に、定休日はつくらず不定休にして、平日は午前から夜まで、土日祝日も午前午後、全曜日でレッスンを提供できるように調整しています。また、YouTubeでのレッスン動画の配信、写メやデータでの添削指導など、教室にお越しになれない場合にもオンラインでフォローしています。海外に引っ越した生徒さんも続けられています。柔軟な体制をつくることで、大人の方にも、お子様にも、書道を心から楽しめる時間をご提供したいと考えています。

▲ 八ツ田代表の娘が描いた絵画の前で
山口 素敵だと思います。現在は書道のみならずイラスト関連の事業も手がけているそうですね。
八ツ田 娘が美術系の学校に通っているのですが、彼女がSNSにイラストを投稿していたところ多くの人の知るところとなり、企業からの依頼も度々頂くようになったんです。そこで、イラストレーターとしての娘のマネージメントも含めて、2024年4月に合同会社アートスタジオirokaを設立しました。今後は私の書道と娘のイラストを軸に、たくさんの方とつながり、交流できる場所、アートスタジオとして成長していきたいです。

GUEST COMMENT
山口 俊
「小説家・遠藤周作さんの造語『苦楽しい』は、書道にも、絵画にも当てはまる」とお話しされていた八ツ田代表。生み出す苦しみと楽しさを知っている代表だからこそ、生徒さんたちに「本物の書道」が教えられるのだと感じました。今後もご縁を大切に、人々が交流できる空間を提供し続けていってください。