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Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

人間関係・人生の悩みをすべて受け止め
相談者を癒やすテディベアセラピスト

 

豊富な人生経験を基にどんな悩みも受け止める

濱中 西﨑代表ご自身の体験が、テディベアセラピーにつながっていることがよくわかりました。「Ruby Bear 神戸」さんのカウンセリングは完全予約制だそうですね。

西﨑 はい。相談者様一人ひとりと真剣に向き合うために完全予約制にしています。人の悩みは「人間関係」「お金」「健康」に大別されると言われていますが、私は特に「人間関係」に関するご相談を得意としています。私自身、これまでの人生でさまざまな苦労を経験してきました。60年間の人生経験をもとに、どんなお悩みでもしっかりと受け止められる自信があります。

濱中 もしよろしければ、西﨑代表のご経験について少しお聞かせいただけますか?

西﨑 私が高校3年生の時、母校の御影高校がサッカーで全国大会に出場したんです。もともと母は喘息の持病があったのですが、私を東京に迎えに来る途中で発作を起こし、くも膜下出血で倒れてしまいました。約3ヶ月の間意識が戻らず、「私が応援に行かなければ・・・」と自分を責め続ける毎日でした。幸い母は意識を取り戻したものの、視覚・聴覚・言語障害が残ってしまったんです。その後74歳で母が亡くなるまで、外出や入院など、さまざまな場面で長年介助を続けました。

濱中 それは本当に大変でしたね。

西﨑 そうですね。また、私は晩年に悪性リンパ腫を発病した父の看取りも経験しているんです。「自宅に戻りたい」という父の意向をくんで、最期まで自宅で看病しました。ですから、障がいや病気を抱えた方に寄り添う大変さは身をもって理解しています。

濱中 高齢化社会の進行で、介護に携わる人はますます増えるでしょう。そんな方々にとって、西﨑代表の存在は非常に大きなものだと感じます。

西﨑 そうおっしゃっていただけるとありがたいです。私は神戸の人間として、阪神・淡路大震災も経験しています。実家が全壊のような状態になり、思い出の品と共に、それまでの自分の歴史を失ってしまったような感覚にもなりました。そうしたこれまでの苦労や、喪失体験があるからこそ、今つらい状況にいる方々のお気持ちに誠心誠意寄り添えるのだと思っています。

濱中 この場所を訪れる方々も、西﨑代表にだからこそ打ち明けられるお話があるでしょうね。

西﨑 そういう存在になれたら嬉しいですね。「Ruby Bear 神戸」では、私が所持する約300体のテディベアの中からご相談者様に合ったものを選んでセラピーを進めていきます。また、アドラー心理学に基づく色彩心理ファシリテーターやうつ病にならないためのアドバイザーとしての豊富な知識と経験を生かして、オーダーメードのカウンセリングを実施しているんです。私はどんなお悩みでも受け止め、第三者としてアドバイスいたします。誰にも相談できずお悩みの方にはぜひ、私のもとを訪ねていただきたいですね。
 

 

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