PROFILE

1969年生まれ。立教大学を卒業後、東武百貨店池袋店に勤務して食器やキッチン用品などリビング関連商品のスペシャリストとして25年勤務。50歳を前に早期退職し、食器メーカーの営業職などを経て、2024年6月、池袋西口に「快適麻雀空間リラックマ」をオープンした。

COMPANY DATA

インタビュアー 矢部 美穂

　
矢部　池袋の西口から徒歩5分の「快適麻雀空間リラックマ」さん。店名の通り、エントランスや個室がとてもきれいで、快適に過ごせそうな空間です！菊地代表は、開業されるまでどのようなキャリアを歩んで来られたのですか？

菊地　私は中学、高校、大学を通じてずっと池袋で、社会に出てからも東武百貨店池袋店に25年勤務した、言ってみれば“池袋人間”なんです。8年前、48歳の時に会社が実施した早期退職募集に手を挙げ、中小企業に転職して最近まで勤めていましたが、次第に独立したい欲求が出てきて、慣れ親しんだ池袋で雀荘を経営しようと思い立ちました。麻雀は昔から好きで、店を始めるにあたってプロテストにも合格したので、その経験や人脈も活かしつつ、いろいろサービスにこだわってやっています。

矢部　池袋は雀荘の数もなかなか多いですよね。その中で、リラックマさんのアピールポイントをぜひ教えてください。

菊地　一番の特長は、やはり店内の清潔感です。過去に私が利用した雀荘の中には、前に遊んでいた人のごみがそのままになっていたり、掃除が行き届いていなかったりというケースもありました。その点、うちは完全個室スタイルで掃除や片付けを徹底し、おしぼりにはアロマの香りをつける、部屋内はルームフレグランスを使用する、など細かい部分までこだわって、快適に麻雀をお楽しみいただける環境を追求しています。女性のお客様も多いので映える虹色の牌も用意してみました（笑）。

矢部　確かに、白い床にホコリ1つ落ちてませんよね。雀荘って、もっと雑然としていて、いつもタバコの煙がたちこめているような部屋をイメージしていました。

菊地　ちなみに当店は、電子タバコを除く喫煙は禁止とさせていただいています。近年は高齢者を中心とした健康麻雀が広がり、Mリーグ（麻雀のプロリーグ戦）の人気もあるため、幅広い層のお客様に利用していただくことを想定して、あえて禁煙を掲げることにしたんです。料金についても地域最安値に近いところをキープするよう、努力しています。「安くて快適なお店」がモットーです。

矢部　最後に、菊地代表が思い描かれている将来のビジョンについても語ってください。

菊地　この店の売り上げを安定させたら、2店舗目、3店舗目の出店に挑戦するつもりです。うちと同様のスタイルの雀荘も増えてきていますから、お客様との人間的なつながりも大切にしながら、「同じ値段ならリラックマがいい」と選んでいただける店舗であり続けようと思います。