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注目企業インタビュー

3歳未満の人格形成に全力を注ぐ保育園<br />
それぞれの個性を伸ばす児童発達支援も<br />

スペシャリスト

3歳未満の人格形成に全力を注ぐ保育園
それぞれの個性を伸ばす児童発達支援も

社会福祉法人大原福祉会
桃花小規模保育園
てんから〜ず
事務局長 / 園長 長谷川 桃子

PROFILE

徳島県出身。大学時代は弁護士志望だったが、実家が保育園だった影響もあり、教育関連の仕事に進路を変える。都内の大手予備校に就職し、受験プログラム提案や本社で有名講師との講座制作に従事。その後、人材紹介会社を経て、2017年に東京・板橋の「桃花小規模保育園」園長となる。

COMPANY DATA

社会福祉法人大原福祉会
桃花小規模保育園
てんから〜ず

住所
〒 175-0082
東京都板橋区高島平1-49-1
URL
https://momoka-hoikuen.jp/
https://tencolors-ohbara.com/


 

石黒 「桃花小規模保育園」さんは(福)大原福祉会の運営の下、2017年に開園されたそうですね。長谷川事務局長は、園長も担われているとのこと。まずは、これまでの歩みを教えてください。

長谷川 私は、以前は大手予備校で、高校生の年代の生徒さんたちや保護者様と受験をはじめ将来について深く話をしていました。そして、幼少期の積み重ねが人格形成に強く影響していることを実感したんです。以来、いつか小さな子どもたちの人格形成に関わる仕事がしたいと思うようになり、東京で新しい園を開く決意をしました。

石黒 一体、どんな特徴を持った保育園なのでしょうか?

長谷川 当園は0歳から2歳クラスまでが対象で、3歳になったら卒園です。しかし、3歳までの時期こそ、お子様の人格形成に大きな影響を及ぼすゴールデンタイムです。だからこそ、ただ預かることに終始するのではなく、3歳までの間に子どもたちの才能を極限まで引き出せるよう力を尽くしています。例えば、1歳児から人前でプレゼンテーションに自然と慣れる機会を毎朝作ったり、2歳児には「なぜそう思うの?」などといろいろ質問して、その子が自ら考え行動できるよう関わっています。また、釣り堀で魚釣りをしたり、実験教室をしたりといった、普通の保育園ならまだ低年齢だからと避けるようなプログラムも、安全面に配慮して取り組んでいるんです。その他、大手食品販売会社様と共同で食育活動をほぼ毎日実施したり、1万人の観衆の前で阿波踊りを披露したりと色々な方のお力を借りて子どもたちの体験活動に力を注いでいます。

石黒 それは素晴らしい!(福)大原福祉会では、「てんから〜ず」という児童発達支援施設も運営されているとか。

長谷川 「てんから〜ず」は、発達支援についてのご相談を保護者様とする際に、これまでは大切な園児であるお子様を他の施設様にお願いするしかできなく歯痒い気持ちがあり、自らの法人で立ち上げるに至りました。こだわりが強かったりとか、人の話を集中して聞くことが苦手とか、いろんな個性を持ったお子様が増えていて、悩まれている保護者の方も多いです。でも、色々な個性をマイナスと捉えないで、むしろもっと生かしつつ、同時にコミュニケーション能力を伸ばして周りに伝えられるようにすれば、将来いろんな方面で活躍する道が開けます。だからこそ、当施設では、お子様の成長や発達を促す場として支援を展開しているんですよ。

石黒 今後についてはいかがですか?

長谷川 体験できるものの格差をなくすなど、地域の保護者様や子どもたちのためにできることに一所懸命に取り組んでまいります。将来的には、日本全国の保護者様とお子様に向けても活動を広げていけたら幸せですね。

 

GUEST COMMENT

石黒 彩

私は自分の子育ての経験から、子どもは才能の塊で、大人が応援すれば何だってできると思っています。だからこそ、子どもたちの可能性を広げようと奮闘されている長谷川事務局長のような方が増えれば、親御さんが安心できる社会がつくれるでしょう。ぜひ全国に向けてその熱い教育方針を発信し続けてください。