PROFILE

若くして防水工事の仕事に出合い、職人として腕を磨く。自分の実力を試そうと、19歳という若さで個人事業主として独立。苦労の末、経営を軌道に乗せ、2019年に法人化を果たし、（株）令和建設を立ち上げた。現在は優秀な腕を持つ従業員たちと共に、防水工事を中心に、塗装工事、下地・補修工事、タイル補修工事など幅広い施工を行っている。

COMPANY DATA

株式会社 令和建設

住所

〒238-0054
神奈川県横須賀市汐見台3-9-7

URL

https://reiwa-kensetsu.com/

神奈川県横須賀市に拠点を置く（株）令和建設は、戸建て住宅から工場まで、あらゆる建物の防水工事に対応している。19歳という若さで独立を果たし、信念を持って事業を成長させてきた角田政彦社長に、元ボクシング世界王者の八重樫東さんが話をうかがった。

防水工事に出合い、19歳で独立

八重樫　神奈川県横須賀市にある（株）令和建設さん。まずは、角田社長のこれまでの歩みや防水工事との出合いについて教えてください。

角田　私は若い頃に、ある防水工事会社の社長さんと偶然知り合ったんです。その方の人柄に感銘を受けたことをきっかけに防水工事の道に進むことを決意し、19歳で個人事業主として独立しました。

八重樫　19歳で独立ですか！これは驚きました。かなり早い段階で独立されたんですね。

角田　はい。自分の力が社会にどれくらい通用するのか試してみたかったんです。立ち上げた頃は資金繰りに苦労し、厳しい生活も経験しました。ただそれでも、妻や子ども、そして自分に付いてきてくれた仲間たちの生活を絶対に守るという信念があったので、一度も心が折れることはなかったんですよ。

八重樫　独立してすぐに従業員の方々の生活を守っていかなければならなくなったと。当時は大変だったのでしょうね。

角田　ええ。現場の経験はあるものの、経営のノウハウがまったくなかったので苦労しました。ただ、職人という身ですから技術にものを言わせたくて、とにかく現場に出て腕を磨き続けたんです。私も従業員も、人の何倍も努力しました。その結果、技術の高さを評価していただけるようになり、少しずつ経営も安定するようになったんです。それまでは、とにかく「やるしかない」という気持ちで、目の前のことに必死に取り組んでいましたね。

八重樫　取引先も何もない状態から懸命に努力され、経営を軌道に乗せられたこと、本当に立派だと思います。そして、法人化も果たされた、と。

角田　はい。資金が安定し、経営のノウハウが固まったことから、2019年に（株）令和建設を立ち上げました。