注目企業インタビュー
サービス
日常の一瞬を切り取り思い出に残す
人々の笑顔をつくる写真撮影のプロ
株式会社 メディアフィール
フォトスタジオ トリぷら
代表 松岡 輝寿
PROFILE
2011年の東日本大震災発生後、復興支援の仕事に関わる中で写真家を志すように。10年の修業を経て、2022年に(株)メディアフィールを設立。撮影スタジオ「トリぷら」をオープンした。「大切な思い出の一瞬を形に残す」という思いのもと数々の撮影を手がけている。
COMPANY DATA
フォトスタジオ トリぷら
- 住所
- 〒 989-3123
宮城県仙台市青葉区錦ケ丘1-3-1
錦ヶ丘ヒルサイドモール - URL
- https://toripura.com/
石黒 Webサイトを拝見させていただいたところ、とても素敵な写真ばかりで思わず見入ってしまいました。松岡代表が写真家を目指されたきっかけは、どのようなものでしたか?
松岡 私は、以前は石油輸送の仕事をしていたのですが、東日本大震災の復興支援に携わる中で、瓦礫に埋もれていた1冊のアルバムを見つけたんです。年配の方4人組の笑顔あふれる温泉旅行の写真でした。それを見た途端、この瓦礫になっているところも、以前は誰かの日常だったのだと思うと、震災で何もできなかった自分の無力さに気づき、涙が止まらなくなったんです。そして、私も「思い出を残せるような仕事」がしたいと考え、カメラマンを目指すようになりました。
石黒 何気ない日常を残せるのが写真の魅力ですよね。
松岡 ええ。誰かの笑顔を写真に残すことで、10年、20年経った時に、また笑顔で見返すことができる――。そこから、「一瞬を切り取り、また同じ笑顔で笑っていただけるように」という思いを胸に写真を撮り始めるようになったんです。その後は10年ほどの経験を積み、2022年に当スタジオをオープンしました。
石黒 とても素敵なお話です。今は出張撮影をメインにされているとか。
松岡 はい。ご自宅や神社、公園、学校など、ご依頼のあったさまざまな場所へうかがいます。もちろん、スタジオでの撮影にも対応していますよ。カップルフォトやマタニティフォトをはじめ、お子様の卒入園式、七五三などのイベント撮影などもしています。撮影データはすべてお渡ししているので、ぜひお気に入りの1枚を見つけていただけたら嬉しいです。
石黒 どのお写真も皆さんの表情がとても素敵です。ナチュラルな雰囲気がとっても良いですよね。写真撮影では、どのような点を大切にされているのですか?
松岡 自然な流れの中での一瞬を切り取り、お客様同士が自由にふれ合っている中でのふとした笑顔や、楽しさが伝わる1枚を常に意識して撮影しています。例えば、外でのファミリーフォト撮影では、カメラを意識せずに子どもたちに自由に遊んでもらうようにしているんです。そうした信念は、写真を始めた頃から何も変わりません。
石黒 当初からの信念を貫くことができて、やりがいもひとしおでしょう。
松岡 撮影した写真を見たお客様が、「うわあ」と言葉にならない感嘆の声をもらす姿を見られた時、写真家として嬉しい気持ちになります。それは、本当に喜んでいただけていることを実感できる瞬間なんです。現在は全国どこでも出張可能なカメラマンとして活動を続けていますので、今後もこの姿勢を一貫し、日本全国の方から「撮影してもらいたい」とお声がけいただける存在として成長していけたら幸せです。
GUEST COMMENT
石黒 彩
私の子どもはもう成人していますが、幼かった頃の写真を見る度に当時のことを鮮明に思い出すもの。いろいろな人たちの笑顔を形に残したいという思いを持つ松岡代表に、日常の一瞬を切り取ってもらえる方は幸せだと思います。ぜひ今後もその誠実な姿勢を貫き、多くの人の思い出を残していってください。