注目企業インタビュー
スペシャリスト
迅速・誠実な姿勢で信頼関係を構築
太陽光発電所の開発で社会に貢献する
四ツ谷エナジー 合同会社
創業者 / 代表社員 磯井 俊昭
PROFILE
大学卒業後、不動産投資会社に就職するも、リーマンショックを経験したことで大手重工業メーカーへの転職を決意。英語・ポルトガル語・スペイン語を話せる語学力を生かし、発電所の開発や海外営業に携わる。ヘッドハンティングで電力関連のファンドやデベロッパーの幹部を務めた後、2022年に四ツ谷エナジー(同)を設立した。
COMPANY DATA
- 住所
- 〒106-0032
東京都港区六本木6-15-1
六本木ヒルズけやき坂テラス6F - URL
- https://yotsuyaenergy.com/
矢部 太陽光発電所の開発に取り組む磯井代表。まずはご経歴を教えてください。
磯井 私は不動産投資会社を経て大手重工業メーカーに入社し、発電所のプラント開発と販売に携わりました。語学力を生かした海外営業などやりがいのある仕事をさせてもらいましたが、やがて「自分で発電所を開発したい」という思いが強くなりまして。電力インフラへの投資を手がけるファンドを渡り歩き、外資系の太陽光発電所デベロッパーでは社長も経験しました。その後、再生可能エネルギーのさらなる普及で社会に貢献するため2022年に当社を創業した次第です。
矢部 巨額の資金が必要になる発電所の開発――プレッシャーは計り知れません。
磯井 そうですね。投資家の方からの資金調達なしには進められない仕事なので、起業当初は不安から体調を崩すこともありました。しかし、「具合を悪くしている暇はないでしょ。いざとなれば家を売ればいいんだから大丈夫」という妻の叱咤激励のおかげで頑張ることができたんです。また、経営道場などで知り合った社長さん方からいただいた「国の発展や、従業員の幸せのために仕事をするように」という金言にも励まされました。
矢部 ご家族や周囲の方々にも支えられながら歩んで来られたのですね。では現在の事業についてもお聞かせください。
磯井 当社の仕事は、何もない土地に1から太陽光発電所を設置し、20年規模という長期間にわたり民間の方のインフラを支えながら、発生した利益を投資家の方々に還元することです。ビジネスの規模が大きいため、大手企業が競合相手になることも少なくないですが、私たちは「売値ではなく人柄で選ぶ」とおっしゃってくださる地権者の方のご期待にお応えするため、交渉の席には必ず私が足を運び、即断即決できるようにするなど、ベンチャー企業ならではの小回りの良さで勝負しています。
矢部 磯井代表は、地道な努力と人間力を大切にされているのですね。
磯井 はい。地権者の方と信頼関係を築くには、私が掲げる理念をご理解いただき、共感していただくことが不可欠です。だからこそお話をさせていただく際には決してうそをつかず、知ったかぶりもせず、誠実に意見交換させていただきます。
矢部 では最後に、会社としての将来のビジョンについても語ってください。
磯井 優秀な人材を育てることが会社の成長に直結するという考えのもと、これからは人材育成にも注力するつもりです。現在、5名の学生にインターンシップを体験してもらっていますが、著名な講師を招いたり、営業の現場に出てもらったりと、資金と時間を投じて爆発的な成長の機会を提供しています。そのようにして当社は魅力的な人材を次々と輩出する会社を目指し、その結果として日本経済に寄与していくという大局的な見地で挑戦を続けてまいります!
GUEST COMMENT
矢部 美穂
「どれだけ大規模なビジネスでも、人と向き合い自分を知ってもらうことの大切さは変わらない」。そう語る磯井代表からは今の仕事へのやりがいと誇りを感じました。ぜひ今のスタンスを守りながら人材と会社を育て、日本社会の発展にも寄与してください。私も代表のチャレンジを全力で応援しています!