注目企業インタビュー
医療・福祉
高齢者に寄り添い生活に活力を与える
訪問介護美容で心と体の健康増進に貢献
訪問介護美容サービス うららか
代表 / 看護師 菅原 名緒美
PROFILE
長野県出身。看護師として、30年以上にわたり総合病院やデイサービスに勤務する。50歳を節目に、看護師の経験を生かして新しい仕事にチャレンジしようと、2022年に介護美容研究所東京校に入学。卒業後、訪問介護美容サービス「うららか」を立ち上げた。
COMPANY DATA
- 住所
- 〒410-2122
静岡県伊豆の国市寺家 - URL
- https://uraraka-0726.com/
名高 まずは、菅原代表のこれまでの歩みからお聞かせください。
菅原 私はもともと看護師で、約30年にわたって総合病院やデイサービスに勤務してきました。50歳という節目を迎えた時に、「看護師と患者」という関係性ではなく、違った立場から高齢者の方々のサポートがしたいと考えるようになりました。そんな折に、介護美容の専門学校というものがあることを知り、衝撃を受けたんです。
名高 ではその学校で介護美容の技術を身に付け、訪問介護美容サービス「うららか」さんをスタートされたと。
菅原 ええ。実は現在も看護師としてクリニックで働きながら訪問介護美容サービスを提供しています。
名高 そうだったのですね。では改めて、貴店で提供されている訪問介護美容サービスについて教えてください。
菅原 当店では、高齢者の方々のご自宅や介護施設、デイサービスなどにうかがい、ネイルやメイク、手や足、お顔のエステ、爪切りや角質除去などのフットケアをご提供しています。
名高 なるほど。身だしなみを整えると明るい気持ちになれるでしょうね。
菅原 そうなんです。加齢や病気をきっかけに多くの方が身だしなみを整えることから遠ざかってしまいます。でも、美容は心に活力を与えたり、外出するきっかけになったりと介護予防や健康増進にも効果的なんですよ。
名高 「きれいになりたい」という美意識は誰にでもあると思いますから良いサポートですね。ちなみに、女性限定のサービスなのでしょうか?
菅原 いえ、男性にもご利用いただいています。男性の場合だと、爪のお手入れや足のもみほぐしが人気ですね。
名高 看護師として長いご経験をお持ちの菅原代表なら、お客さんも安心だと思いますよ。やりがいも大きいでしょうね。
菅原 ええ。昔はおしゃれや美容が好きだったけれど、今は体が思うように動かなくなったという利用者様もいます。そういう方が生き生きとした表情で「何十年ぶりにネイルをした」と言って喜んでくださるととても嬉しいんです。「人と人」として利用者様と関われることが、とにかく楽しいですね。
名高 素敵だと思います。ご家族が依頼されるケースもあるのでは?
菅原 そうですね。ご両親にサービスをプレゼントする方もいらっしゃいます。利用者様だけでなくそのご家族やスタッフさんも笑顔になっていただける、やりがいの大きな仕事だと思っています。
名高 今後についてはいかがですか?
菅原 今は高齢者の方を専門にしていますが、今後はもう少し幅広い年齢層の方を対象に地域の方が集まれる場所でネイルやメイクのサービスを提供していければと考えています。この仕事を通じて介護予防に貢献できれば嬉しいです。
GUEST COMMENT
名高 達男
私は俳優をしているので、日頃から人に見られることを意識しています。それが若さの秘訣かなと思っているんですよ。身だしなみを整えると、自然と気持ちが明るくなりますし、生きる活力につながります。ぜひ、活躍の幅を広げて一人でも多くの方を若々しくきれいにして差し上げてほしいですね。