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注目企業インタビュー

音楽家に寄り添い人生をサポートする<br />
専門的なケアに精通したセラピスト集団<br />

美容・健康

音楽家に寄り添い人生をサポートする
専門的なケアに精通したセラピスト集団

ARTIST PLUS
代表 / 理学療法士 / 演奏メンタルサポーター® 松本 拓也

PROFILE

学生時代から理学療法士としての道を志し、学業修了後は病院に勤務。その傍らでさまざまな楽器に触れ、音楽に関わる中で演奏家が抱える身体トラブルを目の当たりにする。2022年に、音楽家に精通したセラピストを紹介するポータルサイト「ARTIST PLUS」を立ち上げた。

COMPANY DATA

ARTIST PLUS

住所
〒343-0828
埼玉県越谷市レイクタウン
URL
https://www.artistplus.net/


 

宮地 音楽家を専門とした施術・トレーニングを提供するポータルサイトを展開されているという「ARTIST PLUS」さん。どういったきっかけから、こちらのサービスを始められたのですか?

松本 私は学生時代から理学療法士を志し、学業修了後は病院に勤めていたのですが、同時に小学生の頃からさまざまな楽器にも触れてきたんです。その中で、腱鞘炎や胸郭出口症候群などの身体的不調が原因で演奏家人生を諦めてしまう人がいる現状を目にして・・・。そうした問題を解決したいという思いから、同じく音楽に携わり、音楽家の方々の悩みに精通した理学療法士仲間3人で、2022年に「ARTIST PLUS」を立ち上げました。当社では音楽家のお悩みに対応できる専門のセラピストを集め、ポータルサイトを通じてご紹介することで、適切なサービスを受けられる体制を整えています。

宮地 アスリートがケガによってスポーツの道を諦めるという話はよく耳にしますが、音楽家の方々も同じ問題を抱えていらっしゃるのですね。

松本 そうなんです。特に顕著なのは「フォーカルジストニア」と呼ばれる病気で、特定の動作の長期的な反復練習を経て発症し、意思に反して身体の一部がこわばって、思い通りには演奏できなくなってしまいます。しかし昨年、学会で発表する機会をいただいた際に脳神経内科医の青嶋陽平先生に出会い、リハビリ治療によってその症状を克服する実例を見ることができました。現在は青嶋先生にサポートを受けて当サービスを運営しつつ、私自身も「フォーカルジストニア」に対応可能な国内でも数少ない理学療法士を目指し尽力しているところです。

宮地 知見の深い先生がサポートしてくださっているというのは安心ですね。

松本 ええ。青嶋先生ご自身もピアノの演奏家で、リハビリで症状を克服された経験をお持ちなので、ジストニアの当事者と神経学の専門家双方の視点から実用的な対処法を体得されています。また当社では、各楽器に携わった経験のあるスペシャリストで、かつ医療系の国家資格保有者のみをそろえているので、どのようなジャンルの音楽家の方に対しても、専門性の高い施術やトレーニングが提供できると自負しているんです。

宮地 今後のビジョンについてはいかがですか?

松本 将来的には今のスポーツ選手のように、音楽家の方々もトレーナーとの関係づくりが当たり前になり、医療に関しても、どこの病院に行っても適切な診断や治療が受けられる社会になることを望んでいます。そのためにも、今は当サービスの認知度を高めることに専念したいですね。1度利用してもらえればその良さがわかってもらえるサービスだと、自信を持って言えます。まずはどのようなお悩みでも構いませんので、お気軽に無料相談をいただければ幸せです。

 

GUEST COMMENT

宮地 真緒

音楽家の方々はケガとは無縁のイメージがありましたが、身体の悩みを抱える方も多いということを知って驚きました。「ARTIST PLUS」さんのような専門知識に精通したサービスがあれば、世界に羽ばたいていく芸術家も増えていくと思います。ぜひ今後も、多くの音楽家の方々の可能性を支えていってください。