注目企業インタビュー
美容・健康
トライアスロン初心者を基礎から指導
生涯現役で最高齢完走記録を目指す!
石飛教室 / トレーニングスタジオ Cru2(クルクル)
代表 石飛 肇
PROFILE
若い頃はスポーツ経験がほとんどなかったが、34歳でトライアスロンに出合ってのめり込み、数々のレースを完走。2017年に「石飛教室 / トレーニングスタジオ Cru2(クルクル)」を開業した。屋号には「人が来る、来る」「自転車をくるくる回す」という意味を込めている。
COMPANY DATA
石飛教室 / トレーニングスタジオ Cru2(クルクル)
- 住所
- 〒653-0037
兵庫県神戸市長田区大橋町7-2-103
アスタピア新長田ウィーズコート - URL
- https://ishitobi-kobe.jimdofree.com/
濱中 兵庫県トライアスロン協会の理事も務める石飛代表は、いつ、何がきっかけでトライアスロンと出合われたのですか?
石飛 ダイビングの資格を取ろうと思い、プールへ行った際に、まったく休憩を取らず泳ぎ続けている人がいたので話を聞いたんです。そうしたら、「トライアスロンをやっているので、一緒にどうですか」と誘われました。それが34歳の時で、楽しくチャレンジするほどトライアスロンにたちまちのめり込むようになったんです。やがて2017年に当スタジオを開業しました。大きなプロジェクターに映したコースの風景を見ながらトレーニングができるバイクや、ランニングマシンをご用意し、近隣のプールを借りて水泳の指導も行っています。
濱中 トライアスロンの練習だけでなく、運動不足の解消にもぴったりのスタジオですよね。
石飛 はい。当スタジオは、目的や体力に合わせて体の動かし方を基礎から学べる個別のプログラムを作成しており、特にトライアスロン初心者で「まずは完走したい」という方にお勧めです。水泳・自転車・長距離走の3種目を連続して行うトライアスロンは過酷な競技という印象もありますが、基本を身に付ければ誰でも楽しみながら完走できるスポーツだと思います。未経験から始めた私でも数々のレースを完走し、70歳の今も年に6レースは出場しているこのトライアスロンの魅力を大勢の方に伝えたいんです。
濱中 実は年齢や資質を問わず挑めるスポーツ、それがトライアスロンなのですね!
石飛 おっしゃる通りです。例えば、視覚障害者の方には専用のバイクがあり、健常者と2人で力を合わせて漕ぐことで安全・快適に走ることができます。また、私は自閉症の男性に伴走したことがあり、その男性は神戸マラソンに出場することが生きがいになりました。精神的なダメージを負った方がトライアスロンで回復し、社会復帰できた事例もあるんですよ。やはり、人間にとって汗を流すことは大切だと感じます。レース中は頭が真っ白になり、日常の嫌なことを忘れられるのもトライアスロンの素晴らしいところです。
濱中 お話をうかがっていると、魅力的なトライアスロンの世界に引き込まれていきます。石飛代表ご自身は、何歳くらいまで現役を続けるご予定なのですか?
石飛 日本人の稲田弘さんが、トライアスロンの最高峰であるアイアンマンレースの最高齢完走記録を保持しています。85歳で完走された稲田さんの記録にチャンジすることが私の目標です。また、子どもから高齢者まで楽しめるトライアスロンのさらなる普及も目標に掲げてています。共にトライアスロンに打ち込み、私よりも好成績を上げている妻のおかげで、当スタジオを必要とする方がいる限り生涯現役で走り続ける所存です!