注目企業インタビュー
サービス
精密機械から危険物まで急な荷物も配送
若さと複数の資格を武器に全国を駆け回る
赤帽 HAYAX
代表 横川 隼人
PROFILE
広島県で生まれ育ち、自動車メーカー系列の物流会社に就職。2022年に「赤帽 HAYAX」を創業し、妻とスタッフの3人で力を合わせ、「ご依頼があればいつでも集荷にうかがいます」をモットーに運送業で躍進中だ。個性的な屋号は、自身の名前の「隼人」と以前の勤務先名から命名した。
COMPANY DATA
- 住所
- 〒738-0054
広島県廿日市市阿品3-1-9-1204 - URL
- https://www.akabouhayax.com/
嶋 横川代表は、運送業界での豊富な経験を生かして独立されたとうかがいました。
横川 はい。私は学生時代から将来の起業を目標とし、大手自動車メーカー系列の物流会社に就職した後も、志が変わることはありませんでした。その会社に10年間勤務して十分に経験を積んだと判断し、2022年にいよいよ行動に移したんです。赤帽(全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会)に加盟し、個人事業主として独立しました。すでに結婚し子どももいたので妻には反対されましたが、どうしても経営者として自分の力を試してみたかったんです。とはいえ、当時は右も左もわからなかったので毎日が勉強の連続でした。それでも少しずつお取引先を開拓し、おかげさまで業績は右肩上がりに伸び続けています。
嶋 思い切った挑戦をして本当によかったですね!それでは現在の業務内容を教えてください。
横川 当社は軽トラックとワンボックスカーを所有しており、精密機械、食品、書類などさまざまな荷物を配達しお引っ越しでも汗を流しています。また、私は危険物取扱者乙種第4類・5類の資格を取得しており、ガソリンやニトログリセリンなどの危険物も運べる点が強みになっているんです。さらに、自動配送など物流業界の変革に対応するため二等無人航空機操縦士の資格も保有し、ドローンによる撮影や農薬散布のご要望にもお応えしています。
嶋 なるほど。若さを生かした横川代表の柔軟な姿勢――それが「赤帽 HAYAX」さんの魅力の1つですね。
横川 ありがとうございます。一般的に赤帽のドライバーは高齢者が多いイメージでしょうし、通常の宅配便と異なり赤帽は急を要するお荷物の配送が中心です。嶋さんのおっしゃる通り、その中で私は若さを前面に押し出して他社と差別化を図っています。例えば、手術に必要な医療機器を新幹線で東京まで運んだこともあるんですよ。そのように全国を駆け回り社会に貢献することが私の喜びなんです。毎日とても忙しいですが、お客様に「ありがとう」「助かったよ」と声をかけていただけると、世のため人のために役立てたと実感し、心からやりがいを感じます。
嶋 物流業界でますます存在感が高まる横川代表。将来のビジョンについても、ぜひお聞かせください。
横川 赤帽では、各都道府県で優秀な業績を上げた事業主が理事などの役職に就いています。私の目標の1つは広島県組合本部の理事長になり、組織を引っ張ることです。そのためにはさらに売り上げを伸ばさなければなりません。そこでひとまず、年商1億円を目標に掲げています。赤帽でこの数字を達成している事業者は全国的にも少ないんです。だからこそ全力でチャレンジし、さらにお取引先を増やすため私の名前を日本中に広めるつもりです!