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理想の土木工事を実現するために起業!<br />
人との縁を大切に信用・信頼で地域に貢献

建設

理想の土木工事を実現するために起業!
人との縁を大切に信用・信頼で地域に貢献

株式会社 和工業
代表取締役 安齋 和洋

PROFILE

鉄筋工として奮闘する父の背中を見て育ち、18歳で土木業界に入る。道路工事・舗装工事の専門職として経験を積む。「自分ならこうする」と理想を追求するため挑戦を決意し、個人事業主として独立。正確・丁寧・迅速な施工で地道に信頼を高め2024年に法人化を果たした。建設業の許可も取り、着実に活躍の場を広げている。

COMPANY DATA

株式会社 和工業

住所
〒385-0022
長野県佐久市岩村田196
サンコートasama203
URL
https://nagomi-kogyo.com/

「技術の向上・信用・信頼」に重きを置いて工事を仕上げる。この信念を貫き法人化を果たした土木会社が、長野県佐久市の(株)和工業だ。完成後は見えなくなる下地の処理を重視し質の高い工事を実現する安齋社長の職人魂に、俳優の名高達男さんが迫った。


 

平たん性試験で高評価を受ける土木工事

名高 道路や駐車場を中心に河川・公園などの土木工事を手がける(株)和工業さん。まずは安齋社長が建設業界に飛び込んだきっかけを教えてください。

安齋 私の父が建設業界の職人だった関係で私も土木業界に足を踏み入れました。当時18歳だった私にはとてもハードな仕事に感じられましたが、3年後に会社を移って舗装工事の専門職としてさらに腕を磨き、経験を積んだ末に2009年に個人事業主として独立したんです。

名高 安齋社長がそのタイミングで独り立ちを決意された理由が気になります。

安齋 「自分ならもっとこうやるのに」という気持ちが高まったんです。人生は一度きりなので、自分が理想とする工事を実現するにはチャレンジするしかありませんからね。もちろん資金もない状態での独立は想像以上に大変でした。数多くの苦労を乗り越えながら、10年ほどかけて少しずつ信用を高め、重機も購入できるようになったんです。

名高 なるほど。安齋社長の努力を私も見習わなければなりませんね。法人化はいつ頃されたのでしょうか?

安齋 2024年にようやく達成することができました。それにより建設業の許可も取得し、それまで無理だった規模の現場にも入れるようになったんです。元請け会社や協力会社さんとの豊富なつながりを生かして、長野県内の現場をメインに6名のスタッフと共に日々汗を流しています。

名高 まさに新たな一歩を踏み出されたのですね。安齋社長が思う土木工事の一番のやりがいは何ですか?

安齋 自分の力で工事のクオリティを高められるところでしょうか。この業界に入った時から私が重視しているのは「技術の向上・信用・信頼」でした。道路の舗装工事は最後に路面の凹凸を測る平たん性試験がありますが、嬉しいことに当社の施工は担当者から必ず高い評価をいただけています。そのためには重機の使い方に工夫が必要です。同じメーカーの同じ重機でも、性能をフルに生かして使いこなせるかどうかが職人の腕の見せどころで、スタッフにコツを教えていますが習得させるのはなかなか難しいですね。また、舗装工事では下地づくりをしっかりすることも肝要です。完成すると見えなくなる下地ですが、ここを丁寧に仕上げないと舗装の精度も上がりません。
 
 

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