PROFILE

複雑な家庭環境に生まれたことから占いに興味を持つ。大学卒業後は信販会社に就職するも、その後、20回以上の転職を経験。借金返済、不妊治療、別居・離婚などさまざまな苦労を経て、プロの占い師としてデビュー。占い館の鑑定士を経て、広島県福山市に占いサロン「占心ココ」をオープンした。2023年6月に「占いセラピスト養成講座」をスタート。

COMPANY DATA

マインドフルハピネス（株）の「占いセラピスト養成講座」では、占術に加えて「開運未来メソッド」を教え、的確なアドバイスで顧客を幸せに導く占い師を育成している。「どんな境遇からでも人は幸せになれる」と語る佳咲代表の思いに、タレントの嶋大輔さんが迫った。

両親の離婚から始まった孤独な人生

嶋　占いサロン「占心ココ」を運営され、さらにオンラインで「占いセラピスト養成講座」も展開する佳咲代表。代表はこれまで波乱万丈の人生を歩まれてきたそうですね。詳しくお聞かせください。

佳咲　私の両親は4歳の時に離婚しました。孤独な幼少期を過ごす中で、幸せになる方法に興味を持ち、姓名判断・タロット・四柱推命などさまざまな占いの本を読み漁ったんです。

嶋　生い立ちから、幼い頃から占いに興味を持っていらっしゃったのですね。

佳咲　そうなんです。大学卒業後は信販会社に入社しました。その後、すぐに辞めて20社以上を転々としたんです。恋愛もうまくいかず、30代でようやくパートナーと出会えたものの、7年に及ぶ不妊治療により経済的にも苦しむ日々が続きました。2人の子宝に恵まれましたが、生活は苦しく夫婦関係は次第に悪くなっていきました。正社員で働きながら、子育て、家事、そして生活苦･･･。さらに、お互いの価値観の相違から、夫婦で助け合うことができなくなっていきました。

嶋　それは本当に大変でしたね。

佳咲　はい、それでもずっと幼少期から憧れていた温かい家庭を夢見て耐え忍びました。そんな折、50歳の高校の同窓会に出席したのです。その時、200名以上の卒業生のうち10数名がすでに亡くなっていたと知りました。「人はいつ死ぬかわからない。であるならば、後悔しないように生きよう」と決意したんです。すぐに夫と別居し、離婚しました。その後、「苦労してきたからこそ、人生がうまくいかずつらい状況にいる人たちの苦しみに寄り添えるはずだ」と思い、本格的に占いを学びだしたんです。すると、なんと約半年後にプロの占い師としてデビューすることができました。