注目企業インタビュー
スペシャリスト
板金機械営業35年の経験を生かして
製造業の営業活動を支援・代行する
YS営業支援 株式会社
代表取締役 関 勇一
PROFILE
大学卒業後は大手板金機械メーカーに就職。33年間の勤務のうち26年は営業で各地の工場を飛び回る。その後、海外メーカーの日本進出に貢献。2024年1月に独立し各メーカーの商品を取り扱う代理店と板金工場の架け橋となっている。大切にしているのは「傾聴」と「共感」。
COMPANY DATA
- 住所
- 〒245-0009
神奈川県横浜市泉区新橋町51-1 - URL
- https://ysales.xsrv.jp/
嶋 板金機械やソフトウェアに特化した営業支援・コンサルティングを手がけるYS営業支援(株)の関社長。まずは社長のこれまでのキャリアと、現在の業務内容について詳しく教えてください。
関 私は大学を卒業後、業界トップシェアの大手板金機械メーカーに就職しました。最初は技術職で7年勤め、その後、営業に転じて26年勤務したんです。国家資格「キャリアコンサルタント」の取得をきっかけに将来を熟考していた折、同じ業界の海外メーカーにヘッドハンティングされ日本法人のスタートアップメンバーになりました。そして、大きな会社の看板に寄りかからず自分の力を試そうと決意し、2年後の2024年1月に当社を立ち上げた次第です。当社ではレーザー加工機、溶接機など板金工場で使用する機械やCAD/CAMなどソフトウェアの販売支援を行っています。35年間の経験値を生かして全国の板金工場と商社をつなぐことが私の役割です。
嶋 なるほど。非常に高度な専門知識が要求される業務だと思います。
関 はい。この仕事をする中で強みの1つとなっているのは、大手メーカーで板金製造の全工程に関わる機械やソフトを販売してきた経験です。私は設計から溶接まですべての工程を理解しています。また、私は各地の工場に足を運び、製造上の問題点などを徹底的に調査したうえで、最適な改善方法をご提案してきました。その際に大事にしてきたのは、社長、工場長、職人さんという三者三様の視点から現場を分析することです。自分が売りたい商品を強引に勧めるのではなく、お客様の課題の解決に役立つ商品を提案することを重視しています。
嶋 それは見事なポリシーだと思います。関社長は、まさに真の「板金コンサルタント」ですね。
関 ありがとうございます。現在、板金機械は海外にも質の高い商品がたくさんあるんです。私は、お客様の悩みを解消できる商品なら日本製・海外製を問わず幅広くご紹介し、豊富な情報でお客様の選択肢を増やすことを大切にしています。そこで信用を高めるためにYouTubeで動画も配信し、さまざまな板金機械を解説しているんですよ。
嶋 地道なご活動で日本のものづくりを支える関社長の存在は頼もしいです。最後に将来の抱負をお聞かせください!
関 私はアントニオ猪木さんの有名な言葉「迷わず行けよ、行けばわかるさ」を人生訓にしています。生きているとくじけそうになる瞬間も訪れますが、一度決めたことは自分が納得するまで挑戦する。それは嶋さんが歌う「男の勲章」のメッセージでもあると思います。人手不足と後継者不足で苦しむ板金工場も増えていますが、日本の優れた技術を次世代に伝えるためにも、私の理念に共感してくれる若い人たちと一緒に事業を拡大し、私自身もさらに成長したいですね!
GUEST COMMENT
嶋 大輔
さまざまなメーカーの板金機械を知り尽くし、現場の視点で最適な商品を提案してくださる関社長は、「板金工場のプロデューサー」とも呼べる営業マン。常にお客さんに寄り添う姿勢は安心感があります。強い向上心を抱き、新たな一歩を踏み出した社長を私も応援します。必ず「男の勲章」を手にしてください!