PROFILE

明治大学経営学部を卒業後、印刷会社に入社し、30年間印刷業界で経験を積む。1999年にIT企業へ転職。2007年に「携帯システム研究所」を創業した。現在は、Instagramの運用をサポートするツール「InstaStyle（インスタスタイル）」の販売に注力している。

COMPANY DATA

インタビュアー 緒方耕一

緒方　まずは山口所長のこれまでの歩みからお教えいただけますか？

山口　私は大学を卒業後、30年間印刷業界で働きました。1999年にIT企業に転職して経験を積んだ後、2007年に独立して「携帯システム研究所」を創業したんです。

緒方　印刷業界からIT業界へ、時代の変化を敏感に感じ取っておられたのですね。現在はどのような事業をメインに展開されているのですか？

山口　2024年から、Instagramの運用をサポートするツール「InstaStyle（インスタスタイル）」の販売に注力しています。「InstaStyle」には、分析ツールや競合調査、ハッシュタグの自動選定機能、チャットボット機能など、Instagram運用を支える数々のサービスが搭載されているんです。私も使っているのですが、特別なことをしていないのに順調にフォロワーが増えていっているんですよ。

緒方　それはすごいですね！

山口　そうなんです。Instagramは今、多くの若者に利用されており、これからも伸び続けるプラットフォームだと思います。そこでより多くのフォロワーを獲得すれば、問い合わせが増え、売り上げ向上につながっていくはずです。私は「InstaStyle」の販売を通じてそのお手伝いをしたいと思っています。

緒方　なるほど。お客さんの利益のために行動していらっしゃる、と。

山口　その通りです。私は、常に「お客様のお役に立つこと」を第一に考えています。そうすれば、お客様が抱えている課題や、潜在的なニーズに気付くことができるんです。それらに対してアプローチすれば、自然とお客様から信頼していただけるんですよ。

緒方　素敵なお考えだと思います。ところで山口所長は現在80代でいらっしゃるそうですが、びっくりするほどお元気ですね。

山口　ありがとうございます。ゆっくり過ごすより、新しい情報を積極的に取り入れながら忙しく働いているほうが楽しいんですよ。私の目標は「生涯現役」。これからも歩みを止めることなく挑戦を続けます。

緒方　山口所長はお仕事について、生き生きと、とても楽しそうにお話しされます。そのお姿に、「50代の私なんてまだまだ若造。これから何か新しいことを始められるんだ」という活力をいただきました。では最後に、今後の目標についておうかがいできますか？

山口　今後は、事業の法人化を目指していきたいと思っています。また、赤字など経営に苦しむ経営者に対してのコンサルティング事業も手がけたいと考えているんです。会社をつくれば誰でも社長にはなれます。でも、社員を率いて会社を適切にかじ取りしていく“経営者”になるのは難しい。社長が良い“経営者”であれるよう、サポートしていきたいと思っています。