注目企業インタビュー
利用者と家族に寄り添うグループホーム
人や事業をつないで障がい者の未来をつくる
前田(晶) 当施設の特長は、自社農園で収穫した有機野菜を使ったお食事をご提供していることです。利用者様には、グループホーム内のキッチンで調理したお食事を日々召し上がっていただいています。メニューは管理栄養士が考案したものなので、栄養バランスもばっちりなんですよ。
水野 自社農園があるのですか!それは驚きです。そこまで細やかな支援をしていただけると、ご家族の方々も非常にありがたいと思います。
前田(晶) そうおっしゃっていただけると嬉しいですね。ご家族の方にご安心いただけるように、当グループホームのスタッフはほとんどが有資格者で、介護福祉士など、さまざまな資格を持っています。運営にあたってはとにかく、「安心・安全」をモットーにしているんですよ。
水野 利用者さんと接するうえで、大事にしていらっしゃることについてもぜひ、教えてください。
前田(晶) 利用者様の目線になって物事を考えるようにしています。何か決めるべきことがあれば、利用者様がなぜそうしたいのか、理由の部分までしっかりうかがうようにしていますね。ご家族の方々ともしっかりコミュニケーションを取りながら、ご本人もご家族様も納得できる形で支援させていただきたいと考えています。
障がい者の生活、そして人生をサポート
水野 今後の展開についてはどのようにお考えですか?
前田(俊) ありがたいことに、「グループホーム つなぐ」は満員で、入居を待たれている方々がたくさんいらっしゃるんです。ですから現在は、新たにもう1つグループホームを立ち上げるために忙しく動き回っています。
前田(晶) また、ゆくゆくはより多くの方を支援するため、就労支援サービスも始めたいと思っています。自社農園を拡大し、将来は農園を障がい者の方々の就労先としてご提供できればと考えているんです。
水野 利用者さんの今の生活だけではなく、未来のことまで考えていらっしゃるのですね。
前田(晶) そうですね。私たちはこの事業を通じて、障がい者の方々が幸せに生きていけるようサポートしていきたいんです。そのために、1人でも多くの障がい者の方やそのご家族様とつながりたいと思っていますし、さまざまな人や事業をつないでいきたいと思っています。これからも、「グループホーム つなぐ」という屋号に込めた、この思いを大切にしながら挑戦を続けていくつもりです。
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GUEST COMMENT
水野 裕子
利用者さんの今の生活だけではなく、将来まで見据えて事業を運営していらっしゃる前田社長と晶子さん。お二人のお言葉からは、支援する側、される側という隔たりを感じることは一切ありませんでした。きっと、利用者さんと同じ目線に立ち、「共に在る」ことを大切にしていらっしゃるのでしょう。今後もその姿勢で、障がい者の方々をサポートしていってくださいね。