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利用者と家族に寄り添うグループホーム<br />
人や事業をつないで障がい者の未来をつくる

医療・福祉

利用者と家族に寄り添うグループホーム
人や事業をつないで障がい者の未来をつくる

フィールドビフォー 株式会社 / グループホーム つなぐ
代表取締役 前田 俊樹

管理者 前田 晶子

PROFILE

代表取締役 前田 俊樹
通信工事の仕事で経験を積み、個人事業主として独立。身内に障がいのある子どもがおり、その子と接する中で、障がい者の自立をサポートしたいと考えるようになる。そこで、通信工事事業と障がい福祉サービス事業を手がけるフィールドビフォー(株)を2023年に設立。妻の晶子氏と協働して、埼玉県さいたま市見沼区に「グループホーム つなぐ」を設立した。

管理者 前田 晶子
まったくの異業種から障がい者福祉の世界に足を踏み入れ、夫の俊樹氏と共に「グループホーム つなぐ」を設立した。「利用者の安心・安全」をモットーに運営を指揮し、自社農園で栽培した有機野菜を使った食事を提供するなど、独自のサービスを展開している。自社農園を活用した就労支援サービスの実現も視野に入れ、事業拡大に取り組む。

COMPANY DATA

フィールドビフォー 株式会社 / グループホーム つなぐ

住所
[本社]
〒123-0841
東京都足立区西新井3-10-9
 
[グループホーム つなぐ]
〒337-0052
埼玉県さいたま市見沼区堀崎町733-7

URL
http://www.fieldbefore10.com/


通信工事事業と障がい福祉サービス事業を手がけるフィールドビフォー(株)。通信工事事業のかじを取る代表取締役の前田俊樹氏と、「グループホーム つなぐ」の活動を引っ張る妻の晶子氏。障がい者の自立を支援するべく奮闘する2人に、タレントの水野裕子さんがインタビューした。


 

自立支援をすべくグループホームを設立

水野  フィールドビフォー(株)さんは、通信工事事業を手がけられているのと同時に、障がい者の方々が共同生活を営む住まい「グループホーム つなぐ」を運営されているそうですね。

前田(俊) ええ。私は主に通信工事事業に携わり、グループホームは妻が運営を引っ張ってくれているんです。もともと私は長年、通信工事の分野で個人事業主として仕事をしていたのですが、グループホームの設立をきっかけに法人化することにしたんですよ。

水野 通信工事とグループホーム、この2つはまったく異なる事業ですよね。グループホームを立ち上げようと思われたのはなぜだったのでしょうか?

前田(俊) 私の身内に障がいのある子どもがいるんです。その子と日々を過ごす中で、「この子が将来、自立して生活することができるようにサポートしたい」と考えるようになりました。同じ気持ちを持つご家族の方々と支え合える場所をつくれたら、という思いもあり、グループホームを立ち上げたんです。

水野  障がいのあるお子さんが身近にいると、利用者さんやそのご家族が抱えるニーズはよくおわかりになると思います。とはいえ、実際にご自身で施設を立ち上げるというのはすごいご決断ですよね。グループホームは晶子さんがメインで運営されているとうかがいましたが、当時はどのようなお気持ちでしたか?

前田(晶) まったく別の業種で働いていましたから、最初は不安がありました。でも、福祉の勉強を始めてすぐに「私はこの仕事に向いている」と直感したんです。そこから、どんどん障がい者福祉の世界にのめりこんでいきました。また、私の周りには福祉系のお仕事をされている方が多くいらっしゃるんです。そういった方々からのご協力や後押しがあったからこそ、無事にグループホームが立ち上げられたのだと思っています。

 

自社農園で栽培した無農薬野菜を提供

水野  現在、「グループホーム つなぐ」さんではどのような支援を提供されているのでしょうか?

前田(晶) 日中は、利用者様の生活支援や通院同行、食事のご提供や服薬管理などのサポートを行っています。夜間は、夕方5時から朝9時までスタッフが常駐させていただいているんです。現在は20~50代と、幅広い年代の利用者様が生活していらっしゃって、時には、福祉系のイベントなどにみんなでお出かけすることもあるんですよ。
 
 

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