PROFILE

1989年生まれ、千葉県出身。大手カメラメーカーで営業職として8年間活躍した後、家族と共に北海道千歳市に移住し、義父が代表を務めていた「いしむら事務所」に入所する。3年間で、国家資格である行政書士・社会保険労務士の資格を取得。2023年、3代目代表に就任した。

COMPANY DATA

石黒　まずは、加瀬社長のこれまでの歩みからおうかがいできますか？

加瀬　私は以前、大手カメラメーカーで8年間、営業として働いていました。その頃は、なかなか家族との時間が取れず、悩んでいたところに事務所の前代表である義父から事業承継のお話をいただいたんです。お話をお引き受けした後は、働きながら3年間必死に勉強して、行政書士・社会保険労務士の資格を取りました。そして、2023年に代表に就任させていただいたんです。営業と同様に士業の仕事も大変ですが、自分でスケジュールの調整ができるので、以前より家族との時間を確保しやすくなりました。その点が非常に嬉しいですね。

石黒　それは素敵ですね！現在、「いしむら事務所」さんではどのような事業を手がけられているのですか？

加瀬　北海道千歳市の中小企業様を主なお客様として、行政書士、社会保険労務士に関する業務を請け負っています。また、労働保険事務組合としての活動も行っているんです。

石黒　ぜひ、詳しくお聞かせください。

加瀬　行政書士の分野では、建設業の許認可に関する申請代行業務をメインに、入管・在留手続きも承っています。社労士としては、健康保険・厚生年金保険に関する届出の代行や、就業規則の作成、アドバイスなどを行っています。助成金の申請サポートも手がけており、直近5年間でお客様が受給された助成金の総額は1億円以上にもなるんです。

石黒　なるほど。どれも企業経営に欠かせないサービスですよね。

加瀬　そうですね。また、労働保険事務組合としては主に、労働保険・雇用保険に関する届出の代行業務を承っています。当事務所は創業から45年以上で、私で3代目なんです。長い歴史の中で培った専門性を生かして柔軟に対応できるところが、私たちの強みなんですよ。

石黒　3代目として事務所を運営していく中で、加瀬社長が大切にされていることは何ですか？

加瀬　独自のネットワークを生かしながら、お客様の課題解決に向けて迅速に対応することを心がけています。私は代表として、他の士業の先生方やコンサルタントの方々と積極的に関係を構築してきました。その人脈を生かして、私の専門分野外のご相談にもスピーディにお答えするようにしています。それがお客様からの信頼につながると考えているんです。

石黒　素晴らしいご姿勢だと思います。今後の展開についてはいかがですか？

加瀬　若手の人材を新たに迎えて、社会の変化に素早く対応できるような組織づくりをしていくつもりです。また、今の私があるのは、事務所の皆さんのおかげです。ですから、事務所のリフォームや、ワークライフバランスのさらなる追求など、経営を通じて社員の皆さんに恩返しできるよう努めていきたいですね。

GUEST COMMENT

石黒 彩

他の士業の方々や、コンサルタントの方々と関係を構築し、そのネットワークを生かしてお客さんの役に立とうと奮闘しておられる加瀬社長。外部の方々と積極的につながろうとするオープンな姿勢がとても素敵だと感じました。社長の若い力で新しい風を吹き込み、地域のビジネスを盛り上げていってください！