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Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

ドライバーに車両や寮を無償で用意!
好環境で若手が活躍する軽貨物運送会社

 
名高 ぜひ、そのために行っている具体的な工夫を教えてください。

村松 当社は、私と取締役と部長という3名の幹部とドライバーの距離が近いんです。そして、私が幹部に伝えているのはただ1つ、「怒らないこと」。ミスをしたドライバーを怒ることは絶対に禁止しています。なぜかというと、人を怒っても失敗したことができるようになるはずがないと考えているからです。怒るために時間を無駄に費やすより、わからないことは何度でも指導すればいいと思っています。もし、その手間を嫌ってドライバーのことを怒ったらその幹部を私が指導するようにしているんです。また、当社は利益をドライバーに還元することを何よりも重視しています。軽貨物運送業界では、ドライバーをぞんざいに扱う風潮があると言われることがありますし、実際、中にはそのような会社も存在するんです。しかし、私は事業の利益をドライバーにさまざまな形で還元し、Win-Winの関係を築いています。
 

事業拡大で若い世代が挑戦できる会社に

名高 自分の懐を厚くすることばかり考えるのではなく、ドライバーさんの幸せも大切にする村松代表は本当に素晴らしい経営者だと思います。では、今後よりいっそう注力していきたいことについてもぜひ教えてください。

村松 それは、やはり人材育成ですね。特に、ドライバーより彼らを管理するスタッフを育てるのが難しいんです。軽貨物運送は現場で汗を流してくれるドライバーが最も大事な存在だと思っていますが、彼らが働きやすい環境は管理職が用意します。怒らないで人材を育成するのは本当に難しいことではありますが、私は、スタッフやドライバーたちに寄り添いながら彼らをじっくりと育てる覚悟を決めているんです。

名高 腰を据えて事業に取り組む村松代表が、一流のスタッフさんやドライバーさんを育てさらなる躍進を遂げる様子が目に浮かびますよ。では、最後に将来の展望をお聞かせください。

村松 現在、当社は大手運送会社の下請けで仕事をしていますが、いずれはお客様からじかにお荷物を預かり配達する体制を整えるつもりです。そのためにも2024年内に車両を100台まで増やし、西は浜松市・愛知県、東は神奈川県・東京都・埼玉県へ進出することも視野に入れています。他社との業務提携も模索するなど全国どこにでも足を運び、事業を拡大する予定です。そして、若い世代がどんどん挑戦できる会社にすることが、私の確固たる目標ですね!
 

GUEST COMMENT

名高 達男

車両も寮も完備してくれる、実に面倒見のいい村松代表。あとはドライバーさんが懸命に働けばよいので、まさに安心して稼げる環境が用意されている会社だと実感しました。居心地の良い社風で勢いを増す「TRACE」さんの原動力は代表の人間力です。大勢の人を引きつけるその魅力でさらに事業を伸ばし、軽貨物運送業界の風雲児となってください!

 
 

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