PROFILE

1997年生まれ、神奈川県川崎市出身。スポーツ中のケガでリハビリを経験したのがきっかけで、人の健康を支える仕事がしたいと、理学療法士の資格を取得。医療機関勤務や介護職に携わった後、2024年4月、同市多摩区で「若松パーソナルジム」を開設。店舗を持たず、会員宅やレンタルスタジオに出張して自重トレーニングの指導に当たっている。

COMPANY DATA

神奈川県川崎市の「若松パーソナルジム」は、マシンに頼らず自重を使った安全なトレーニングメニューを提供する、出張型のパーソナルジムだ。老若男女問わず会員に寄り添い、高齢の会員の散歩に同行することもあるという若松代表に、マラソンランナーの千葉真子さんがインタビューした。

原点は自身のケガとリハビリ

インタビュアー 千葉 真子

千葉　「若松パーソナルジム」さんは2024年4月にオープンされたばかりだそうですね。若松代表は、どのような経緯でジムを開設されたのでしょうか？

若松　私は高校まで野球に打ち込み、その間はずっとケガに悩まされていました。整形外科で理学療法士の方からリハビリの指導を受けるうちに、自分と同じようにケガで困っている人を救いたい気持ちが芽生え、医療系の大学に学んだ後に理学療法士の国家資格を取ったんです。その後、介護士や医療機関の営業職を経験しました。体調を崩した時もあり一度立ち止まって「自分が本当に好きなことは何だろう」と考えるタイミングがありまして、自分の実体験を活かして能動的に動けるパーソナルトレーナーを目指し動き出したんです。

千葉　きっと、ご自身のケガとリハビリの経験が出発点だったから、体づくりの面で誰かを助ける役割が向いていると思われたのでしょうね。理学療法士の知識は今も役立っていますか？

若松　はい。それを生かしたい気持ちも当然ありました。今は整形外科のクリニックに週3回勤めながら、パーソナルジムを並行して手がけている形です。ただ、両者はバラバラではなくて、理学療法士の目線に立つことで、当ジムのパーソナルメニューも独自性の強いものになっていると思います。