一歩を踏み出したい人へ。挑戦する経営者の声を届けるメディア

Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

農家や地域住民の暮らしをサポートする<br />
草刈りに特化した独自のサービスを展開<br />

サービス

農家や地域住民の暮らしをサポートする
草刈りに特化した独自のサービスを展開

エコボスコ 合同会社
代表 森下 正志

PROFILE

前職は一般企業に勤め、営業職に従事する。副業として2017年にエコボスコ(同)を創業し、「草刈り専門」のサービスを構築。事業に手ごたえを感じ、脱サラして草刈りに専念する。高齢化する農家を少しでもサポートしたいと、田んぼの畔草刈りや庭木の剪定にスピーディかつ正確に取り組む。2023年からフランチャイズ展開を始め、急成長を遂げている。

COMPANY DATA

エコボスコ 合同会社

住所
〒824-0058
福岡県行橋市長木1037-9
URL
https://sytem.sakuraweb.com/

農家の高齢化が進み、水路や農道、畦畔などの雑草管理が懸念される昨今。この問題を解決するサービスを手がけるのがエコボスコ(同)だ。「草刈り専門」という独自のサービスを1から構築してきた森下代表の事業に懸ける思いに、タレントの嶋大輔さんが迫った。


発想の転換で危機を脱出

 「草刈り専門」というユニークな事業展開をされているエコボスコ(同)さん。まずは、森下代表が独立されるまでの経緯を教えていただけますか?

森下 私はもともと一般企業で営業職として働いており、副業することを見据え会社に在籍しながら2017年に当社を立ち上げたんです。当初は太陽光発電事業を展開しようと考えていましたが、流行が下火になってしまったことから1から事業を考え直す必要がありました。それで、何をしようかと思案していたところ、太陽光発電事業用の土地を更地にするために購入した草刈り機が目に入ったんです。「これだ!」と思った私は、草刈り専門事業をスタートしました。

 ケガの功名と言うのでしょうか、おもしろい経緯ですね(笑)。それまで、お仕事で草刈りをされたことは当然なかったでしょうし、勢いで「行け!」という感じで始められた、と。

森下 おっしゃる通りです。「草刈り専門」というのも、今でこそ周囲から「いいところに目を付けたね!」と言われますが、私自身があまり器用ではないため(笑)、便利屋さんのように幅広くはできないだろうと考え、きちんと仕事すれば必ず終わる草刈りに絞ったんです。しかし、いざ始めてみると、地域の農家さんから思いのほか多くのご依頼をいただけましてね。当時は広告も打っていませんでしたから、口コミだけで当社のサービスが広がっていったんです。

 地域内での需要の高さを、肌で感じられたというわけですね。

森下 ええ。そうして現場で草刈りのノウハウを学びつつ、1年は会社員と兼業で行っていましたが、ありがたいことに土日の作業だけでは追いつかないほどの依頼数になったので、一念発起して当社の事業一本で挑戦することにしました。

1 2

躍進企業応援マガジン最新号

2024年9月号好評販売中!