注目企業インタビュー
建設
顧客とのコミュニケーションを常に大切に
自社施工で理想のリノベーションを実現
株式会社OKUTSU技建
代表取締役 奥津 英明
PROFILE
神奈川県藤沢市で(株)OKUTSU技建を創業し、常に「自分の家だったら」と考え少数精鋭のスタッフでリフォーム、リノベーションを施工。軽い不具合なら即座に修繕する、顧客に寄り添う姿勢で高評価を得ている。趣味のカーレースでスポンサーになることが目標の1つだ。
COMPANY DATA
株式会社OKUTSU技建
- 住所
- 〒252-0804
神奈川県藤沢市湘南台1-21-18
めいはうす201 - URL
- https://www.okutsu-giken.com/
緒方 ホームページでは、わかりやすく漫画で会社紹介をしておられる(株)OKUTSU技建さん。最初に、奥津社長が建築業界で独立されるまでの歩みを詳しく教えていただけますか?
奥津 私は、北海道鹿部町で大工の父のもとで生まれ育ちました。父の弟、つまり叔父たちも全員が大工だったんです。高校を卒業した後は叔父の1人に弟子入りしました。ただ、若さゆえの反抗心や親族ならではの関係の難しさもあり、3年後に独立したんです。やがてこの藤沢市に移り大工を続けたものの、当時はまだ実力が伴わなかったために苦労の連続でした。そんな自分が変わったきっかけは、父の他界です。葬儀の時に、地元の方々が「お前の親父は町一番の大工だった」と声をかけてくださいました。その際に私は「心を入れ替えて父のような人の記憶に残る大工になろう」と決意したんです。また、同時期に子どもに恵まれたことも発奮材料になりました。
緒方 それはおめでたいですね。世代を超えて、いろいろな人が奥津社長を励ましてくれたというわけですか。
奥津 ええ。それで、会社という形あるものを子どもに残すためにも、2018年に当社を創業しました。現在は、マンション、アパート、戸建住宅、店舗などのリフォーム、リノベーションを中心に施工しています。おかげさまで仕事もスタッフも協力会社も順調に増え、解体からお引き渡し前のハウスクリーニングまで自社施工を実現しており、これが当社の大きな強みになっているんです。
緒方 あらためて、奥津社長が仕事をする際のポリシーをお聞かせください。
奥津 大工などの職人が、あまりにも自己を主張するとリフォームはうまくいきません。そのことを私は身をもって経験してきました。ですから1つのチームとして現場に入ってもらうべく、自分は潤滑油となるように意識しています。現在、私の右腕として活躍してくれている現場管理のスタッフを含め若手の育成にも力を注いでおりますし、もちろんお客様とのコミュニケーションは何よりも大切にしていますね。高額な費用が必要なリノベーションを無理に勧めたりせず、お客様の理想をかなえながら可能な限り低コストの施工をご提案しているんです。
緒方 なるほど。まさに「大器晩成」という言葉がぴったりの奥津社長ですが、将来の抱負はいかがですか?
奥津 スタッフの資格取得をバックアップしたり、経験者を採用したり、また新卒採用も含めて、当社の陣容をさらに充実させていく予定です。そして、いずれは当社で中古マンションを購入し、リノベーション後に販売する買取再販にも進出したいと考えています。最終的な目標は自社ビルを建てることなんです。守るべきスタッフのためにも、しっかりと地に足をつけて前に進み続ける――これが私の確固たる指針です!
GUEST COMMENT
緒方 耕一
野球に例えるなら、メンバー全員が自分の役割をわかっている強豪チーム。それが対談を通した(株)OKUTSU技建さんの印象でした。現場も営業も知り尽くした奥津社長の存在は、お客さんにとってもスタッフさんにとっても頼もしい限りです。今後もますます組織力を高め、極上のリフォームを提供してください!