PROFILE

工業高校を中退し、両親のもとで外構工事の仕事に就き、約8年の修業を経て独立。個人事業主としてさらに技術を磨いた後、2021年に神奈川県の寒川町で（株）星和建興を設立した。一般住宅のエクステリア全般の他、大規模な造成工事や道路の舗装工事などを手がけている。

COMPANY DATA

株式会社 星和建興
株式会社 ハビオ

住所

〒253-0105
神奈川県高座郡寒川町岡田3-3-1

URL

https://seiwakenkou.com/

八重樫　（株）星和建興さんはエクステリア・土木工事を中心に手がける会社とうかがっています。まずは、星野社長のこれまでの歩みをお聞かせください。

星野　私が10代半ばの頃、外構工事業者として独立した父を母が手伝っていたんです。そんな母の様子をそばで見ていてとても大変そうだったことから、入学したばかりの工業高校を中退して自分も両親と一緒に働くことを決めました。それから23歳まで職人として経験を積み、個人事業主の時期を経て2021年に当社を設立したんです。現在は個人住宅の外構・エクステリア工事や宅地造成などに加え、川岸工事や災害の復旧、道路の舗装といった大規模工事まで幅広く手がけています。

八重樫　家族をサポートするために、早くから職人の道を志されたのですね。また、星野社長は、建設会社の他に新たな挑戦を始められているとか。

星野　建設会社の（株）星和建興と並行して、（株）ハビオという不動産部門を担う会社を立ち上げています。この2社がそろうことで、不動産部門で仕入れた土地を造成して整え、販売するという一連の流れを自社のみで完結することができるんです。この両輪を安定させるためにも、当社はお声がかかればどのようなお仕事でも断らず、どんどん挑戦して知見を広げていきたいと考えています。

八重樫　土地の取得から整地、販売まで、2社で一貫して行えるというわけですね。

星野　はい。仕事を任せていただいた際にも、少しでもお客様に安心していただけるように、わかりやすい図面を制作してお見せしたり、小まめに連絡をして現状報告をしたりと、配慮を欠かしません。また、価格や施工についてなど、どのようなご相談にも親身になってお応えいたします。

八重樫　人材の育成で大切にされている点についても、ぜひうかがいたいです。

星野　建設業界は現在人手不足が目立っていて、特に若手が入社してもすぐに辞めてしまうというケースが多いんです。だからこそ、私はただやみくもに指示を出すのではなく、なるべく従業員が自分で考えて作業を進められるような環境をつくっています。おかげさまで、20代の若手はすでに大きい現場を完遂できるまでに成長しているんですよ。

八重樫　確かに私も、今の若手には自分たちの世代のやり方を押し付けず、ある程度自主性を尊重するのが良いと常々感じていたんですよ。それでは最後に、今後のビジョンについて教えてください。

星野　今後は個人住宅の仕事も続けながら、大規模な造成工事の事業をさらに伸ばしていきたいと考えています。そのためにも、必要な人材を雇用し育てていきながら、前述したように建設事業と不動産事業を掛け合わせてより会社を成長させていけたら嬉しいです。

GUEST COMMENT

八重樫 東

お話をうかがい、お若い頃から職人一筋で頑張ってこられた星野社長の根気と熱意を感じました。また、これだけ若い従業員の方々が付いてきているのは、社長の指導やお人柄があるからこそだと思います。私もトレーナーとして人に寄り添う立場なので、ともに良い人材を育て社会を盛り上げていきましょう！