PROFILE

大学卒業後は大手百貨店に勤務。販売・仕入れ・外商・催事計画などに幅広く携わる。30年の勤務を経て54歳で不動産管理会社を起業し、マンション管理業務主任者・宅地建物取引士の資格を取得。その後、77歳で新たな挑戦として結婚相談所「ブライダルサポートネットワーク BSN 名古屋」を立ち上げた。

COMPANY DATA

小倉　2024年1月にスタートされた結婚相談所「ブライダルサポートネットワーク BSN 名古屋」さん。後藤代表は、これまでどのようなキャリアを歩んでこられたのでしょうか？

後藤　私は大学卒業後、30年にわたり大手百貨店に勤務しました。良い上司に恵まれ、多くのことをそこで学びましたね。54歳の時に起業し、妻と共に不動産管理の会社を経営していたのですが、その妻に先立たれまして――1人で事業を続けるのは難しいと会社を畳んだものの、何か仕事はしたいとずっと思っていたんです。そんな時に出合ったのが、結婚相談所の仕事でした。

小倉　年齢を重ねられてなお、新しいことに挑戦しようと思われる後藤代表のバイタリティに驚かされます。

後藤　正直、妻を亡くしてしばらくは落ち込んでいました。しかし周囲の友だちに励まされ、少しずつ外へ出て人と話をする気力が回復していったんです。今はブログを自分で書くなど、できなかったことができるようになる楽しさが、仕事へ向かう原動力になっています。

小倉　では、「ブライダルサポートネットワークBSN名古屋」さんの、結婚相談所としての特長を教えてください。

後藤　当相談所では、私が百貨店勤務時代に学んだ「PLAN・DO・SEE」のメソッドを軸に、会員様の成婚をサポートしております。何事も計画を立てて実行し、結果を反省することが大切です。特に、多くの人が忘れがちなのが「成功時の反省」。私は、失敗の原因を考えるより、なぜうまくいったのかを反省するほうが次の成功につながりやすいと思っているので、その点を踏まえてアドバイスすることを心がけています。

小倉　人生経験が豊富な後藤代表に寄り添っていただけると、若い相談者さんは心強いと思いますよ。

後藤　そう言っていただけると嬉しいです。お若い方だと、マッチングした相手がどういう人間なのかを見極めるのが難しい、ということも多いと思います。そんな時には、私はそのお相手のお友だちや、他人との接し方を見るように助言しているんです。その人の周囲を観察すれば、自ずと本人の人物像も明らかになっていくものですからね。

小倉　最後に、こちらをどのような結婚相談所にしていかれるのか、思い描くビジョンを語ってください。

後藤　私が目指すのは、「アットホームな結婚相談所」です。会員数を増やしていくことや、成婚率を上げることも大事ですが、私は会員様一人ひとりとのつながりを重んじたいと思っています。成婚した後も、何かお悩みがあれば気兼ねなく相談に来ていただきたいですね。私の座右の銘は「出会い、ふれあい、思い出づくり」。これからも、会員様はもちろん、異業種の経営者様とのご縁も大切にしつつ、勉強し続けたいと思います。

GUEST COMMENT

小倉 隆史

新しい分野に果敢に挑戦されている後藤代表の姿を見ていると、心持ち1つで何でもできるのだと感じさせられます。一歩踏み出すことをためらってしまう人も多い中、それを「おもしろい」と言えるのは素晴らしいことです。ぜひそのお人柄を全面に出し、生涯現役で走り続けてほしいと思います！