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Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

小倉 例えば、心と体のつながりに関してはどのような事例があるのですか?

鈴木 患者様の感情によって痛みを引き起こすケースがあります。当院の患者様には股関節の痛みを抱える方も多いです。実は股関節と感情には深いつながりがあります。不安や心の疲れを抱いている方は股関節の痛みが生じやすい傾向にあるんです。そこで潜在意識の調整を行い、股関節の可動域が広がり改善します。「どこへ行っても治らなかったのに」と喜んでお帰りになる患者様からの「ありがとう」という言葉は私にとって最大の喜びであり、原動力となっています。

小倉 それは実に見事な施術です。あらためて将来の展望をお聞かせください。

鈴木 当院の存在を四日市市の方に知っていただくことが第一の目標です。開業3 年以内に私1 人では施術することができないほど多くの患者様が来院される見込みです。そこで、私は次の目標を掲げています。

良い経験も悪い経験もプラスになる

小倉 その目標をお聞かせください。

鈴木 本気で人を救える整体師の先生を育成することです。将来的には専門学校を設立し、後進を育成することが私の役目だと思っています。その目標を達成するために師匠に特別に開設していただいた指導者コースの第1 期生として勉強を重ねています。専門学校では利益を目的とした整体師ではなく「本気で人を救いたい」という同じ志を持った生徒の育成を目指します。そして卒業と同時に独立開業ができる実力を養ってもらい、地域に貢献する人材を輩出していきます。

小倉 院長の言葉で未来に希望が持てる方も多くいるはずです。痛みや不調を抱える方へメッセージをお願いします。

鈴木 つらい症状だけに目を向けていては改善することは難しく、ある視点を持つことが大切になります。それは「この症状が大切な何かに気付くためのメッセージだとしたら」というもの。「この症状があって良かった」と思えた時に症状は乗り越えられます。患者様に「症状があって良かったと思うことは何ですか?」とお尋ねすると初診では「何もない」というお返事が多いのですが、施術を繰り返す中で「人の気持ちがわかるようになった」など次々に思い浮かぶようになります。これが真の改善で完治になるわけです。広い視野で判断すれば、良いことも悪いこともプラスになります。

小倉 その通りだと思います。過去の自分を否定する必要はありませんからね。

鈴木 痛みなどのつらい症状を緩和することも大切ですが、私は大切な何かに気付いてもらうことを一番に考えています。また、カウンセリングを行うことで心も元気になるように応援しています。これからも皆様が安心して過ごせるように、健康の輪を広げていく所存です!

GUEST COMMENT

小倉 隆史

心身のバランスの悪さから痛みが出るというのは意外と盲点です。この点に着目し、メンタル面から不調を改善する鈴木院長のお取り組みには目からうろこが落ちる思いでした。つらい経験を繰り返し、それを克服するために研さんを積んできた院長の施術には信頼が置けます。患者さんの無意識から施術するその力で、人々を笑顔に導いてください!

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