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注目企業インタビュー

お花を通じて自分の内面と向き合う時間を

千葉 「D-igante F-leurs」さんで実施されているレッスンについてぜひ詳しく教えてください。

小林 当スクールではフラワーアレンジメントのレッスンをメインに展開しています。フラワーアレンジメントでは生花、アーティシャルフラワー、プリザーブドフラワーといった3種類のお花からコースをお選びいただけるんです。また、NFD(公益社団法人日本フラワーデザイナー協会)の検定に対応したお花の理論を学べるコースもご用意しています。審査員も務めておりますので、よりわかりやすく、体系的にテクニックをお伝えすることができます。和洋を問わず、お花を扱う時間は、自分の内面と向き合う時間です。お花を通じて、自分の身近にある美に気付いていただけたらと思っています。

千葉 お花と向き合うことで見えてくるものがある、と。長年お花と向き合ってきた小林代表ならではのお言葉だと感じます。他にはどのような取り組みをされていらっしゃるのですか?

小林 お客様からのオーダーに沿ってウェディングブーケや花束などをつくったり、インテリア用のフラワーアレンジメントを承ったりしています。ワインソムリエの資格を持っていることもあり、そのご縁でワインやチーズのセミナーに場所をお貸ししたりしております。撮影スタジオとしてご利用いただくこともありますよ。

千葉 このおしゃれな空間でセミナーが受けられたり、撮影できたりしたら楽しいでしょうね。

小林 ありがとうございます。私はこの場所で、お花や日本文化の奥深さ、その魅力を少しでも感じていただきたいと思っています。そうして品性を磨く中で、女性の方々に「年齢を重ねるのも悪くない」と思っていただきたいんです。

千葉 確かに、品のある大人の女性はとても魅力的ですものね。

小林 その通りです。お花や日本的な考え方に触れ、他者への思いやりや女性らしさを育む中で、できれば若い女性たちに「子どもを産み育ててみたい」とも思っていただけたら嬉しいと思っています。
 

フィニッシングスクールを開校したい

千葉 お花を学ぶ中で人間的にも成長できる、素晴らしいお教室ですね。それに上品な雰囲気をまとった小林代表はまさに女性たちのお手本と言える存在だと思います。今後の展開についてもぜひ、おうかがいしたいです。

小林 現在、当スクールは一対一でフラワーデザインをお教えしています。ですから今後は1クラスあたりの生徒さんの数を増やして、もう少しにぎやかにレッスンができればと考えています。また、和室をつくり、華道、茶道、着付けなどレッスンの幅も広げていきたいです。そうして、ゆくゆくは基本的な教養やマナーが身に付くフィニッシングスクールを立ち上げたいと思っています。

千葉 なるほど。当初の目標に向かって歩みを進められる、というわけですね。

小林 そうですね。私が設立するフィニッシングスクールでは、初歩的なことを幅広くお教えするつもりです。茶道や華道など幅広い知識に触れる中で、1つの分野を極めたいと思う生徒さんも出てくるかもしれません。そういった時には、私がその生徒さんに最適な先生をご紹介いたします。フィニッシングスクールで学んだ知識をベースに、新しい世界に飛び込み、新しい人たちと出会っていただきたいですね。

千葉 生徒さん同士の交流も深まっていきそうですよね。

小林 はい。生徒さん同士がお互いに影響を与えあって、新たな興味と出会ったり、それぞれの興味を深めたりするサロンのような場所にできればと考えています。フィニッシングスクールが文化の輪を広げる場所になったら嬉しいですね。

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