注目企業インタビュー
製造・技術
建築資材や太陽光パネルを製造・販売
圧倒的な開発力で世の中を豊かにする
髙井産業 株式会社
代表取締役 髙井 建隆
PROFILE
中国出身。大学卒業後は金型製造に携わり、2003年に留学のため来日する。大学院を卒業後は自動車関連会社に就職し技術職を6年ほど経験。役員への就任を打診されるも、自身の力を試したいと独立を決意する。2013年に髙井産業(株)を設立。持ち前の技術力を生かして、仮設資材や物流機器を多数開発する。現在は太陽光事業や物流事業、機械加工事業など幅広い事業を手がけている。
COMPANY DATA
髙井産業 株式会社
- 住所
- 〒221-0014
神奈川県横浜市神奈川区入江1-7-16 - URL
- https://takai-sangyou.co.jp/
建設業や太陽光事業など分野を問わずさまざまな事業へ進出し、独自の商品を開発する髙井産業(株)。「常に挑戦し、社会に貢献していきたい」と語る髙井社長の仕事にかける情熱や、人の幸せを自らの幸せとする哲学について、俳優の名高達男さんが話をうかがった。
日本へ渡り、ゼロから築いた信頼
名高 髙井社長は、中国のご出身だそうですね。まずは、日本でお仕事をされるようになった経緯から教えてください。
髙井 私は中国の大連で生まれ育ち、大学を卒業した後は金型製造に携わりました。そこで大手電機メーカーの日本人の方と知り合い、日本に興味を持つようになったんです。そうして25歳の時に、留学で来日して大学院に入学し、それから自動車関連会社に就職しました。
名高 来日された時には、すでに独立も念頭に置かれていたのでしょうか?
髙井 いえ、当時は日本で長く生活することも、起業することもまったく考えていませんでした。しかし働き続ける中で、「人生は一度きりなのだからチャレンジしたい」という気持ちが強くなっていって。勤めていた会社からは役員の席も用意してもらったのですが、思い切って独立することにしたんです。
名高 異国の地での新たな挑戦。苦労されたことも多かったと思います。
髙井 そうですね。開業当初は自社商品も、付き合いのあるお客様も、資金も何もなく、ゼロからのスタートでした。だから、設立当初は日本の製品を中国へ輸出する貿易事業を主に手がけていたんです。どうにか自社商品を開発したいと考えていたおり、建設業界の方と知り合い、仮設現場の架台を製造・販売する機会に恵まれました。それを足がかりに、お客様のご要望にお応えするうち、建設現場で利用する足場渡り梯子や移動式梯子、仮設セキュリティドアなど、特許取得の商品が増えていったんです。今では多数の大手住宅メーカー様の信頼を獲得し、ご利用いただけるようになりました。