注目企業インタビュー
建設
人のために働くことの大切さを忘れない
確かな技術と丁寧な仕事が特長の建設会社
輝天エンジニアリング 株式会社
代表取締役 宮元 大介
PROFILE
鹿児島県徳之島出身。家業の建設会社を手伝い、ゼネコンの誘いで関東へ。2社勤めた後に独立し、2023年7月に輝天エンジニアリング(株)を設立した。社名の由来は息子と娘の名前で、モットーは「時間がない、予算がないはただの言い訳」。人のために頑張るスタッフ、特に女性を育て、建設業界から「3K」のイメージをなくすために挑戦を続けている。
COMPANY DATA
輝天エンジニアリング 株式会社
- 住所
- 〒334-0061
埼玉県川口市新堀14-1 - URL
- https://www.kiten-eng.com/
道路や駐車場の工事などを手がける輝天エンジニアリング(株)。社長の宮元氏はどんな現場でも「つらい」「きつい」と感じたことがなく、自分を追い込むのが大好きだと話す。女優の宮地真緒さんが、「この仕事は楽しくて趣味のようです」と言う同氏に話をうかがった。
故郷の徳之島を離れ東京のゼネコンに
宮地 輝天エンジニアリング(株)さんは、道路工事・駐車場工事・外構工事を中心に施工していらっしゃるとうかがいました。まずは宮元社長のこれまでの歩みから教えてください。
宮元 私は鹿児島県の徳之島で生まれ育ちました。実家は祖父の代から続く建設会社で、私も10代の頃から家業を手伝っていたんです。社員の人たちにかわいがってもらい、仕事も大好きでした。ただ、一方では「父を超えなければ一人前になれない」と思っていたのに、地元ではいくら頑張っても父や祖父の名前がついて回ります。そのことに嫌気が差した私は、ゼネコンの所長さんから「一度、島を出て広い世界を見たほうがいい」とアドバイスをいただいて、関東にあるその会社に就職したんです。
宮地 一気に視界が広がったというわけですね。そのゼネコンさんではどのようなお仕事をされたのですか?
宮元 施工管理の仕事の経験を積むことができました。それはよかったのですが、次第に現場で自分の技量を試したいと思うようになり、4年後に円満退社したんです。別のゼネコンから「1年でいいから仕事を手伝ってくれ」と頼まれてそこに勤めた後、個人事業主として独立し2023年7月に当社を立ち上げました。私の強みは管理から施工まで幅広く対応できることです。今は現場で腕を振るえる毎日が嬉しくて仕方ありません。
1 2