注目企業インタビュー
不動産
己の弱みを熟知して努力を積み重ね
不動産業を核に札幌市一の会社になる
合同会社 才光 / 才光建託
代表 加藤 義則
PROFILE
東京都町田市出身。金の買い取り業や建築解体業などさまざまな事業を手がける。やがて、知人の誘いで札幌市に移り(同)才光を立ち上げ、遺品整理業、出張マッサージ店と立て続けに業種を拡大。2022年7月には「才光建託」の屋号で不動産事業部を創設し、売買・賃貸・管理と着実に業務を充実させている。
COMPANY DATA
合同会社 才光 / 才光建託
- 住所
- 〒 064-0809
北海道札幌市中央区南9条西1-1-1-2207 - URL
- https://kenntaku.saicou3150.com/
故郷の東京から北海道に移り、持ち前のチャレンジ精神を発揮して、不動産業など3本の柱で事業を拡大するのが(同)才光の加藤義則代表だ。その胸に秘めていたのは元ボクシング世界王者・畑山隆則さんの名言であり、意気投合した2人の会話は大いに弾んだ。
東京から札幌へ移り不動産業に進出
畑山 北海道札幌市に根を張り、不動産業、出張マッサージ、遺品整理業の3本柱の事業を着実に成長へと導かれた(同)才光の加藤代表。まずは、起業するまでの歩みを教えていただけますか?
加藤 私は東京都町田市で生まれ育ちました。札幌市に移り住む前は、流行している分野や業種を見つけたらすぐに挑戦する、ということを繰り返して生きてきたんです。例えば、金の買い取り業者が増えていると知ると、関連会社に入社してノウハウを学んだらそのまま独立して事業を起こすなど、短期間で何かの知識を吸収し、煮詰めて形にするのが常でした。当時から最終的な目標は不動産業だったのですが、この仕事は年齢を重ねてからのほうがうまくいくと思い様子を見ていたんです。やがて、解体業に携わっていた際に、札幌に住んでいる同業の友人から「事業を手伝ってくれ」と頼まれたタイミングで、私も起業するに至りました。
畑山 その誘いが、加藤代表の人生を大きく左右したわけですね。
加藤 おっしゃるとおりです。思い切って活動の場を札幌に移し、2020年に当社を立ち上げました。当初は不動産業開業に必要な資金を蓄えるため、スムーズに挑戦ができて、今後の需要も増え続ける遺品整理業に挑戦しました。やがて、あるセラピストと出会い、施術の素晴らしさはもちろんのこと、話し方の心地よさや、誰にも真似できない魅力に惚れ込んだ私は、独立したいと言う彼女を支援し、出張マッサージ店「Grandma」の立ち上げを共に行いました。
畑山 なるほど。ご縁を大切に紡ぎつつ、徐々に挑戦の裾野を広げていかれたのですね。そして、満を持して「才光建託」さんをスタートされた、と。
加藤 ええ。2つの事業が軌道に乗ったことで、2023年7月に「いよいよだ」と決意を固め、核となる不動産業に進出しました。「才光建託」では、主に売買・賃貸の仲介や管理業務などさまざまな業務を展開しているんですよ。
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