注目企業インタビュー
スペシャリスト
中古車販売を足がかりに北海道から世界へ
若手インフルエンサーの活動もサポート
株式会社 イーストアジアジャパン
代表取締役 松村 純之介
PROFILE
北海道出身。26歳でダイニングバーの経営に乗り出すも1年で閉店。再起を目指し約10年の会社員生活の後、札幌市西区に(株)イーストアジアジャパンを設立した。中古自動車の販売・買い取りを柱に、20代2人組によるSNSでのインフルエンサー事業も展開している。
COMPANY DATA
- 住所
- 〒063-0054
北海道札幌市西区宮の沢4条3-16-29 - URL
- https://www.east-asia-japan.com/
矢部 (株)イーストアジアジャパンさんは、中古車販売の他、SNSを駆使したインフルエンサー事業も展開されているそうですね。まずは、松村社長のこれまでの歩みからお聞かせください。
松村 実は、私にとって当社は人生で2度目の起業なんです。1度目は11年ほど前、26歳の時に、運送会社で稼いでためたお金をもとに、ダイニングバーを開きました。しかし飲食業の経験がない状態でのチャレンジだったこともあって勉強不足がたたり、約1年で閉店する結果になってしまったんです。
矢部 私も未経験でお店を始めたので、経営の難しさはよくわかります。御社の設立は2022年8月とうかがいましたが、松村社長はどのようにして2度目の起業を決意されたのでしょうか?
松村 会社員としてこつこつ資金をためながら、チャンスがくるのを待っていました。そうこうしているうちに10年がたち、2人の子どもが小学校に進学したタイミングで、妻と相談して再挑戦しようと決めた次第です。
矢部 それではあらためて、事業内容について詳しく教えてください。
松村 先ほど矢部さんが紹介してくださったように、中古の軽自動車の販売をメインに行っています。当面は地域に根付いたビジネスになりますが、ゆくゆくは海外輸出にまで事業の幅を広げていきたいと考えているんです。
矢部 なるほど。その一方で、インフルエンサー事務所をこちらに開設されているともうかがって驚きました。
松村 もともとSNSに興味があったところへ、当社のもう1人の役員がアイデアを持ってきて、事業化に踏み切りました。若い姉弟の2人組が撮ってきた、いわゆる「おもしろ動画」をYouTubeやTikTokにアップしています。今も2人は台湾まで撮影に行っているんですよ。
矢部 しっかり予算をかけているんですね。中古車販売に関しては地元に競合相手も少なくないと思います。御社の強みはどんなところだとお考えですか?
松村 当社の一番の強みはお求めやすいお値段ですね。安くて良質なものを提供すれば、どなた様にもご納得いただけると思って日々努力しています。
矢部 新たな目標に向けてこぎ出された松村社長の意気込みを感じます。最後に、今後の展望をお聞かせください。
松村 5年後には、重機や建機などエンジン付きの機械を中心に、輸出を始めたいと思っています。インフルエンサー事業も含め、若い人たちと一緒にビジネスを動かしていきたいですね。
GUEST COMMENT
矢部 美穂
飲食店経営の失敗を笑って振り返ってくれた松村社長ですが、当時はご苦労もあったはず。それから10年後、過去から学び再起業を果たされたのはお見事です。中古車販売とインフルエンサー事業というユニークな取り合わせの会社が北の大地で花開くよう応援しています!