注目企業インタビュー
中国出身。大学でITを学び、中国と日本の架け橋になろうと決意。2004年に来日する。その後、携帯電話や自動車のソフトウェア開発に従事し、2013年に易創(株)を立ち上げた。事業を多角化した同社からITの分野を移管し、2020年6月に(株)ネグゼスを創業。中国と日本の絆を深めるために日々奮闘している。
株式会社 ネグゼス | |
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住所 | 〒104-0045 東京都中央区築地2-1-16 STRADA GINZA EAST 5F |
URL | https://kknexes.co.jp/ |
中国から来日し、システム開発で躍進する(株)ネグゼスの王連生取締役副社長。自社の利益は二の次で顧客のために最適なシステムを提案している。ITを通じて日本・中国間の絆に貢献したいと語る王副社長の熱い思いに、タレントの石黒彩さんが迫った。
中国と日本の技術でシステムを開発
石黒 中国ご出身の王副社長。来日し起業されるまでの歩みを教えてください。
王 私が学生だった頃の中国は、ITがあまり発達していませんでした。一方、日本は技術もプロジェクト管理のノウハウも素晴らしいものを持っていたんです。そこで私はITを通じて中国と日本の架け橋になろうと決意し、大学卒業後の2004年に来日して携帯電話のソフトウェア開発に携わりました。やがて、今後は自動運転など自動車関係のシステム開発がますます重要になると考え、そうした分野に転身したんです。中国人と日本人、合わせて1000人を超えるメンバーを管理してきました。そして2013年に独立し、易創(株)を立ち上げたんです。
石黒 日本で起業されたきっかけは何だったのでしょうか?
王 いくら私が高い技術を持っていても、たった1人で中国と日本を結びつけるのは難しい。そこで、独立して同じ志の仲間を集め、大勢の力で中日の友好に貢献しようと考えたんです。最初は少人数からのスタートでお客様も自分たちの力で探さなければなりませんでした。私は経営から営業まで1人で何役もこなしゼロからその会社を大きくしていったんです。易創(株)は中国の工場を活用しアパレル業界にも進出しました。そして2020年6月に(株)ネグゼスを創業し、IT事業をすべて移管したんです。
石黒 なるほど。(株)ネグゼスさんは中国にも拠点をお持ちなのですか?
王 はい。かつての中国は人口の多さやコストの安さだけが売りでしたが、現在はITの技術も発達しています。また、今はオンラインでどこにいても仕事ができますよね。この環境はわれわれにとって大きな追い風です。そこで当社も中国の天津に支社を構え、日本と中国の技術を組み合わせた低コストで高品質なシステムをお客様にご提案しています。
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