注目企業インタビュー
人材会社から保険代理店に転職したことを機にお金について考えるようになり、幅広い視点から相談者をサポートすべく2020年に独立。「FP事務所 RAC」を開いた現在は、子育て世代の人が長く安心して人生を走り続けられるようにすることをテーマに、東海エリアを中心として全国的に多種多様なサービスを展開している。
FP事務所 RAC | |
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住所 | 〒466-0855 愛知県名古屋市昭和区 |
URL | https://fp-rac.com/ |
吉井 まずは、近藤さんがFP(ファイナンシャルプランナー)として歩み始めた経緯からお聞かせいただけますか?
近藤 私は学生時代からアメリカンフットボールに打ち込み、大学を卒業して人材系の会社に就職した後も社会人選手として活動していました。34歳で現役を引退し、ボランティアで大学生のヘッドコーチに就任しましたが、仕事のほうが多忙になり過ぎてほとんど携われず―家族との時間も取れなくなり、「これではいけない」と人生を見直し、保険代理店への転職を決意したのです。
吉井 ご自身の生活のことも考慮して、新しい世界へ飛び込まれたのですね。
近藤 はい。営業職として、初めて個人のお客様と直接触れ合える機会を得て、大きなやりがいを感じると同時に、自分がお金に対していかに無頓着であったかということにも気付きました。ただ、当然ですが保険代理店ではお金の悩みを解決する手段も限られます。私はあくまでも中立の立場でお客様の人生を支えたいと考えるようになり、2020年にFPとして独立したのです。現在は、私と同じ子育て世代のお客様に特化したサポートをすべく事業展開しております。
吉井 「FP」と聞くと、何となく敷居の高さを感じてしまう人も多いと思います。近藤さんが思う理想のFP像とは、どのようなものですか?
近藤 転職、結婚、出産、マイホーム購入など、人生の転機にお金の不安はつきものです。そんな時に「あの人に聞いてみようか」と顔を思い浮かべていただき、その方の人生の道しるべになることがFPの理想だと思います。そこに近付けるよう、私はオンラインで全国の方からご相談を受けられる環境を整えたり、お金に関する情報を毎日LINEで発信したり、“子どものお金教室”に注力したり、さまざまな挑戦をしているところです。
吉井 確かに、節目節目でお金のことを相談できる方が身近にいてくださると心強いですね。ところで、お金と上手に付き合うコツはどこにあるのでしょうか?
近藤 一番大切なのは、「周りがやってるから」ではなく、それぞれがご自身の家庭に合った選択をするために正しい情報を仕入れることです。お金の問題は道端に落ちている小石のようなもので、うっかりつまずくと思わぬケガをしてしまいます。その小石を取り除き、人生という道をきれいに掃除しておくのが私の役目。難しい話も可能な限りかみ砕いてお伝えし、信頼できるパートナーとしてお客様に寄り添いたいと考えています。
吉井 誠実な近藤さんのもとには、きっと多くの相談者が集まると思います!
近藤 ありがとうございます。短期的にお金を増やすより、子どもの世代まで考えて長く人生を走り続けていただきたいという思いを込めて、アメフトの用語の「ランアフターキャッチ(RAC)」を事務所名にしました。一度きりの人生を皆様が楽しく過ごせるよう、この先も全力でサポートし続けてまいります。
GUEST COMMENT
吉井 怜
「お客様のご家庭に“恋”をするくらいの気持ちで寄り添います」と語る近藤さんは、まさに庶民の味方。穏やかな人柄でお話もわかりやすく、生涯のパートナーにぴったりだと思います。人生100年時代を迎え、私もお金の勉強を始めなければと感じました。今後のさらなる飛躍を期待しています!