注目企業インタビュー
大学卒業後は大手IT企業に技術職として勤務。30年以上にわたり、企業・自治体へのシステム導入やプロジェクト運営などの豊富な経験を積む。53歳のときに中小企業診断士の資格を取得したことから、経営コンサルタントを志すようになり、2016年に同社を退職。同年に「あびこ経営コンサルタント」を立ち上げ、現在は中小企業・個人事業主の経営をサポートしている。
あびこ経営コンサルタント | |
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住所 | 〒270-1142 千葉県我孫子市泉2-7 805 |
URL | http://nemotokeiei.web.fc2.com/ |
「あびこ経営コンサルタント」の根本代表は、経営コンサルティングのセオリーに、自身が技術職の現場で培ってきた知識や経験を融合させた独自の方法論を以て、同業他社と一線を画すアドバイスを行っている。代表の考える企業や経営者の在り方を、女優の川上麻衣子さんが伺った。
道を示し、人の役に立ちたかった
川上 技術畑で長くご活躍されてきたそうですが、経営コンサルタントになられたのにはどんな思いがあったのですか?
根本 私が勤めていたIT企業には、全体で1000人以上の技術者が在籍していました。ただ、時代の変遷の中で、年齢を重ねるごとに第一線での活躍が難しくなっていく人たちもいます。そうした人たちに他の道もあるということを、それこそ私のように中小企業診断士の資格を取って起業するといった方向もあるということを示したかったんです。もちろん、元々経営やコンサルタントの仕事に興味があったということもありますが。
川上 技術職と経営者では、求められる知識やスキルが全く違うと思います。勉強も大変だったのでは?
根本 ええ。40代半ばを過ぎてから資格試験の勉強をするにあたり、受験予備校にも行かずに自力で学んだところ、合格に5年もかかってしまいました。ただ私は、自分を含め世の中にいる9割の、これといった特別な能力を持たない方々の役に立ちたかったんです。そのためには自分も人を救えるだけの力を身に付け、強くならなければいけないと思うことで、頑張れたのだと思いますね。