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注目企業インタビュー

東京都国立市出身。学業修了後は会計事務所に勤め、勉強に専念する期間を設けつつ公認会計士と税理士の資格を取得する。会計税務のスペシャリストとして大手監査法人などを渡り歩き、培ったノウハウを以て地元に貢献したいとの思いから三田会計事務所を開所した。

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三田会計事務所
住所 〒186-0002
東京都国立市東1-4-5 THEパームス国立708
TEL 042-848-9038
FAX 042-849-6059
URL http://mita-tax.tkcnf.com/
MAIL toru.mita@tkcnf.or.jp

企業を経営していく上で避けては通れない「会計税務」。しかし、多くの個人事業主や中小企業では、きちんとした仕組みを整えられていないのが実情だ。そんな中、三田会計事務所の三田代表は、大手企業の会計税務ノウハウを中小企業向けに提供する道を模索していた。

後押しになった父の言葉

杉田 まずは、三田代表が会計士を目指されたきっかけを教えてください。

12537_t01三田 私は子どもの頃から歴史好きで、最初に目指した職業は教師でした。それで大学も文学部を志望していたのですが、進路を相談した時、父に言われた「社会に出て働くうえでは、“これは”という得意分野を1つは持っておきなさい」という言葉が心に響きまして。そして、「時間はかかるかもしれないが、会計士の資格はどうだ」と勧められたことを機に、進路先を商学部に切り替え、大学卒業後は会計事務所に入ったんです。

杉田 お父様の言葉が、進路選択をされるうえで大きな後押しになったのですね。とはいえ、当初の目標とは別の道に進まれたということに、後悔はありませんでしたか?

三田 いえ、逆に歳を重ねて様々な経験をする中で、当時の父の言葉の重みをより実感できるようになりましたね。公認会計士や税理士の資格を取得したことで、上場企業の社長様をはじめ、普通のサラリーマンとして働いていたら接点がなかったであろう方とお会いする機会を得られた。それは自分にとってトップのビジョンや経営哲学を直に感じられる機会となり、強い刺激をもらいましたし、その場での培ってきた経験値が今に活かされていると感じるんです。

杉田 ということは、これまでのキャリアを新しい形で活かすべく、この度の独立に踏み切られたと。

三田 ええ。私は長く大手監査法人などに勤め、多くの大手企業の会計税務をサポートしてきました。しかしその中で感じたのは、会計税務に関する内部の仕組みがある程度整っている大手企業より、そういった仕組みがまだ整備されていない個人事業主や中小企業のほうが、真に私たちのサポートを必要としているのではないかということ。そこで、私が実際に触れて学んできた大手企業の会計税務のノウハウを、ダウンサイジングして中小企業に提供できればと考えたんです。
 また、私は生まれて以来ずっとこの国立市で暮らしており、地域社会のコミュニティに何らかの形で貢献したいという思いがありましたから、この地で事務所を構えたのは自然な流れでした。

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