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コラム

行政書士タレント 小倉 早貴 が送る  ビジネスパーソンが 令和で輝くための 自分磨き講座
ゆとり世代からZ世代へ―令和の世になり、ジェネレーションごとの価値観の違いがより顕著に現れるようになりつつある昨今。ビジネスの世界も例外ではなく、若手や新人との接し方や育て方がわからずに苦労している上司・経営者も多い。自分の振る舞いはハラスメントになるのか、コンプライアンスに抵触するのか。周囲から評価されるにはどのように振る舞えば良いのか。情報が目まぐるしく移り変わる社会で悩みを抱えるビジネスパーソンのために、行政書士としてビジネス関係の法律について深い理解があり、またミスコン入賞者として“振る舞いの見せ方”も熟知している行政書士タレント・小倉早貴が、ここでしか学べないとっておきの「自分磨き講座」をお届けする。


 
 
 


ぷぷぷぷっ。ねね、この動画見て!うちの社長がタクシーに乗ってるんだけど、寝ぼけて運転手に、「いつも遅くまでごめんね」って言ってるの(笑)
 

何それかわいい!会社のイメージ上がるし絶対SNSにあげたほうがいいよ(笑)
 

社長はSNSとか疎いみたいでさ、早貴ちゃん教えてくれない?
 

経営者がSNSをやるメリットって?

昔は社長がブログを書いている会社もありましたが、今はあまり見かけなくなりましたね。代わりに会社のSNSを始めることは増えましたが、社長自身が発信することは、海外に比べると少ないと感じます。

社長がSNSを始めるメリットはずばり、新卒採用でのアピールになることと、若手社員との距離を縮められることです。上図の(株)プレシャスパートナーズの学生調査によると、就職活動時に知りたい情報ランキング1位が「会社の雰囲気」、次いで2位が「経営者の考え方や人柄」となっています。社長の人柄を知ってもらうには、やはりリアルタイムに発信でき、気軽に見てもらえるSNSに勝るものはありません。

また、SNSの使い方についての質問が若手社員との会話のきっかけになったり、投稿がきっかけで会話が盛り上がったりすることもあります。若者にアプローチするのにSNSはうってつけなのです。例えば(株)KADOKAWAの現・代表取締役はX(旧Twitter)で、(株)サンリオエンターテイメントの現・代表取締役はInstagramでご自身の活動や考えを発信していらっしゃいます(25年2月時点)。

どんな発信をしたらいい?

経営者のSNSには、大きく分けて3パターンあります。

1:日記タイプ
「今日は●●しました。」というコメントと共に写真をあげていきます。コメントが長くなりそうな方はFacebookが、簡潔にしたい方はXが向いています。アップする写真に、ご自身の意外な一面をつめこむと、より人柄が出て楽しいSNSになりますよ!例えば甘党の社長さんなら、頻繁にスイーツの写真をあげることで「甘いもの好き」の印象を持ってもらうことができます。1日1回などの目標を決めやすいので、続けやすいのも特徴です。ちなみに近年のInstagramでは、写真投稿の拡散力が弱くなっているため、ショート動画などを組み合わせないとフォロワー外のユーザーに見つけてもらいにくくなっているようです。

2:意見共有タイプ
時事問題についてのご自身の意見、業界の知識、自己啓発などを発信していきます。経営者のSNSに一番多いパターンで、Xでは比較的フォロワーがつきやすい印象です。ただ、意図せず投稿が炎上してしまうケースもあるので、お気を付けください。1日数回など頻繁に投稿するほうが、フォロワー数も伸びやすい傾向にあります。

3:趣味に全振りタイプ
プライベート中心の発信をし、時々社長らしいカッコいい姿をあげることで、社長ご自身のブランディングをしていきます。例えばとある食品会社の社長さんは、Xでご自身のコスプレ写真を投稿することで話題になり、知名度が上がりました。いわゆる「ギャップ萌え」にもつながりやすく、若い世代に親近感を持ってもらうきっかけにもなると思います。ご家族やご自宅のお写真を投稿される際は、編集アプリでぼかすなどのプライバシー対策もお忘れなく!編集アプリの使い方は、ぜひ若手社員に一声かけてみてください。

真剣にSNSを始められる方向けに、フォロワー数についても言及しましたが、まずはご自身が楽しく続けられるかどうかを大切にされてください。そして、迷ったらとりあえず周りに聞いて、やってみる!これに尽きます。私も、どんな発信をするのが向いているのか気付くまでに時間がかかりました。会社のトップがSNSなんかやっていたら暇だと思われるんじゃないか、という声も聞こえてきそうですが、いわゆる「公認マーク」を取得することで、“仕事として”SNSをやっているという空気をつくることもできます。未知の世界に踏み込むのは怖いかもしれませんが、周りからアドバイスをもらいながらやっていくと、意外とすんなりいくものです。まずは始めてみて、向いていないと感じられたら辞めてしまうのでも全然良いと思います。

名残惜しいですが、今月号でお別れとなります・・・!実は、カンタ部長は私の手描きなんです(笑)。“カン”パニー“タ”ンクだけに、カンタ部長。我ながら思い切ったネーミングセンスですね。またSNSや講演会などでお会いできる日を楽しみにしております。ご愛読くださった皆様、ありがとうございました。

参照:*1「2024年卒対象、
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000087.000014754.html
 


今月の課題:

「センス」がないことに悩むのをやめよう

実は、私の洋服のセンスは壊滅的です。特に家にいる時は本当に何も意識しないので、パジャマの上下があっていないこともあります。そんな状態ですから、ミスコンに挑戦した時は先生方にたくさんご注意をいただきました。その中で一番心に残ったのが、「センスがないならつくりなさい」という言葉です。「センスは生まれつき」というのはどうやら思い込みのようです。「センスがない」というのは、ただの研究不足と自己流の塊でした。例えば、私は一生懸命おしゃれに見える服を着ていたのですが、それはあくまで「私」がおしゃれだと思う服で、「ミスコン審査員」から見ておしゃれに見える服ではなかったんです。過去のミスコン受賞者のSNSを見ればいくらでも研究できたのに、私はそれをしませんでした。営業のセンス、資料づくりのセンス、経営のセンス、いろいろあると思いますが、何事も分析と研究の積み重ねで、磨いていくことができると思います。千里の道も一歩から。「センスがないから」で諦めてしまうのは、あまりにもったいないと思いませんか?

小倉 早貴(おぐら さき)
 
1999年8月20日生まれ。立教大学法学部卒業。「Miss Japan2020準グランプリ」 (広島県代表として参加)。「Miss Grand Japan 2021」東スポ賞。2022年映画「夜明けまでバス停で」(高橋伴明監督)出演、メインキャストを務める映画が2024年末に公開予定(田中壱征監督)。3歳~18歳までバレエを習い、大学時代は社交ダンス界で世界的に名高い山本英美氏に師事。ギリシャ留学ではスタニスラフスキーの演技メソッドを学んだ。法律事務所で弁護士アシスタントとして勤務後、2023年に行政書士事務所を独立開業。法律知識を少しでも増やし、パワハラ等身近な問題に役立てたいと考えている。
 
※保有資格
TOEIC:835 / TOEFL:84 / IELTS:6.5
2022年度行政書士試験合格
 
YouTube 「小倉早貴のあつまれ!ほうりつの森」
 

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