コラム
自分と向き合い、そのうえで相手と信頼し合える関係を結べれば職場の“しんどい” から抜け出せる。
上司の言動が怖くてつらい、先輩の冷たい態度が憂うつ、同僚と価値観が合わない･･････
本書は、そうした職場のストレスを解消するためのヒントが詰まった一冊です。
人は社会で他の人と関わることなく生きていくことはできず、職場においても、人との関わりについては今も昔も悩みの種が尽きぬもの。特に昨今では、コロナ禍以降にリモートワークが推奨される中で、相手の表情が読み取りにくかったり、チャットの短い言葉では真意がくみ取れなかったりして、思い込みや誤解から人間関係にストレスを感じる人も多いかもしれません。そうした職場の悩みを解消するためには、相手に原因を求める前にまずは自分自身を見つめ直すことが大切です。
本書では、職場の人間関係に行き詰まった時にどのような解決策があるのかを具体的に挙げ、すぐにでも実践できるヒントを提示しています。人間関係のストレスを解消し、職場を幸福感に満ちた場所に変えるための一冊です。
《著者Q＆A》
■この本のポイント・読みどころを教えてください
人間関係を改善するためのテクニックやスキルというよりも、心の在り方、考え方を重視した内容となっています。介護業界に関するエピソードだけでなく、一般の方にもわかるエピソードを用いて、読みやすくわかりやすい文章になるように努めました。
■本を出版しようと思った理由、動機を教えてください
介護業界は人を資源とする対人サービスなので、仕事場においては対人関係の課題にあふれています。利用者様との関係、利用者様の家族との関係、職場の人間関係、他のサービス事業者との関係･･･などなど。その中でも職場の人間関係は働く人のパフォーマンスを大きく左右し、それが原因で会社を辞めてしまうということまであるのです。また、職場の人間関係の問題は、介護業界に限らずどこにでもある普遍的な問題だと言えます。これまで数多くの対人関係の課題に向き合う中で培った私の経験をもとに、職場の対人関係に悩む人の心を軽くし、解決のヒントになるような本を書きたいと思い出版しました。
■この本を通して読者に伝えたいことを教えてください
多くの人はこの世の中を、それぞれの思考によって創られた自分専用の色眼鏡を通して見ています。人間関係に悩みを抱える人たちは皆、同じような考え方、物の見方をしている傾向があるようです。そうした視点を少し変え、考え方を変えることができれば、世界も変わって見えてきます。そのきっかけをつかむことができれば、今見える世界とは別の世界の住人になれるのだということをお伝えしたいです。
■特にどんな人に読んでもらいたいですか？
仕事が好きでやりがいがあるのに職場の人間関係がうまくいかないと思っている方に読んでもらいたいです。仕事が好きなのに人間関係が原因で会社を辞めるのだとしたら、それは本当にもったいないことです。自分が苦手な人から逃げたり問題回避型の解決方法を取ったりすると、不思議とその後の人生で同じようなタイプの苦手な人に出会ってしまうことになります。そうした苦手な人は自分の魂を向上させるために現れた人であり、そこから逃げているとまた形を変えて追いかけてくるものなのです。自分の健康を害してしまうほどなら一時的に逃げることも大事ですが、「自分が源」と考え、どこに行っても誰と仕事をしても通用するような人財になることができれば、無敵になります。
 申 大樹（しん ひろき）（株）ライフライン 代表取締役。群馬県前橋市出身。福祉の仕事で社会の役に立ちたいという思いから、2012年に前橋市で「ルル訪問看護ステーション」を設立し、2015年には住宅型有料老人ホーム「プラチナホームさくら」を設立する。「利用者様の喜びと幸せを最優先する」という事業理念と、「どこに行っても、誰とやっても通用する人財になる」という育成方針のもと、よりいっそう地域社会に愛され求められる存在であるよう、訪問看護事業、居宅介護支援事業、有料老人ホーム、デイサービスを展開している。 発行：幻冬舎メディアコンサルティング URL https://www.gentosha-mc.com/ 発売：幻冬舎 URL https://www.gentosha.co.jp/ |
