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コラム

サラリーマンのための起業講座 Vol.26

いちばん儲かる!Amazon輸入ビジネスの極意
著者 竹内 亮介

 
「脱サラして起業したい」「自分でビジネスを始めてみたい」・・・先行き不透明な時代だからこそ自分で行動を起こし、お金や自由を得ようとする人は多いのではないだろうか。2021 年に新刊を出版したR・グローバルジャパン(株)の代表取締役・竹内亮介氏から今回は、真贋調査について詳しく学ぼう。

第25回では、広告運用について紹介しました。今回は真贋調査ついて詳しく説明していきます。

Amazon真贋調査を詳しく解説します

近年、アカウントを開設して1年以内の初心者セラーほど、真贋調査は来やすくなっています。まず、真贋調査とは何かというと、Amazonから、「出品している商品は本物ですか?」「本物であるならば、証明書を提出してください」と確認されることです。その背景にはAmazon日本で悪質な中国セラーが増えたことが関連しています。Amazonは商品の品質や消費者を守るために近年の調査を厳しくしているのです。仕入れ段階からある程度のリスクは抑えられますので、しっかり予防対策をしておくことが大事と言えるでしょう。調査が入ったら必要資料を提出します。無視したり、資料が用意できなかったりすると、最悪の場合はアカウント停止、閉鎖のリスクもありますので、しっかり正しく対応をするようにしてください。

~真贋調査の3つの種類~

1.Amazonのランダムピックアップ
新規アカウントを作成して一定の売り上げがあると、真贋調査が入るケースがあります。これはAmazonがランダムに調査しているもので、アカウント開設から1年未満のセラーの商品の中から、3商品(ASIN)が抽出されて、調査になるケースが多いです。
2.メーカーからの通報
著作権侵害、商標権侵害、知的財産権侵害などで、メーカーから通報され調査が入るパターンです。「うちの商品を許可なく勝手に販売しないでください」という警告です。
3.購入者、同業者からの通報
「偽物が届いた」「商品ページと違う商品が届いた」など購入者から通報があり調査が入るパターンです。あるいは同業者からの嫌がらせで、クレームが入るパターンもあります。

Amazonから要求される書類

真贋調査が来たら、Amazonから要求されるのは以下の書類や情報です。

・仕入先からの請求書(または領収書)
・メーカーの販売証明書
・仕入先の情報
・業務改善計画書

真贋調査内容により、提出義務がある書類は異なりますが、これらの書類により、正規品、並行輸入品、本物か偽物かを調査し、真贋調査が行われます。

~Amazonの真贋調査を依頼する部署~

・アカウントヘルスサポート
2019年にできた部署で、電話での連絡も可能です。電話すると、書類のどこに不備があるのかなど、親切に教えてくれます。
・アカウントスペシャリスト
通称「アカスペ」と言われている真贋調査の番人です。電話連絡ができませんので、柔軟な対応はしてもらえない印象です。

長くなりましたが、Amazon真贋調査の解説をさせていただきました。あなたのビジネスを長期で続けるため、あなたのアカウントを守るためにも、重要なことですので、この部分は詳しく解説しました。私自身、Amazon輸入ビジネスの第一人者として、日本で最も同ビジネスを推奨していますのでこの部分はしっかりと向き合っていきたいと思います。

Amazon真贋調査の予防策~その1~

真贋調査を予防するためには、なるべく以下からの仕入れをお勧めします。

1.単純転売はなるべく海外Amazon本体から仕入れる
2.メーカーから直接仕入れる
3.証明書を発行できるメーカーの正規代理店から仕入れる

海外Amazon本体から仕入れる場合は、「本国のAmazonで販売している商品が偽造品のわけがないですよね」と、仕入れ先の証明を出すことで簡単に審査は通ります。ですので、単純転売の場合はなるべくAmazon本体から仕入れたほうが無難です。Amazon本体以外のセラーでも正規代理店のケースもありますので、それが立証できれば真贋調査は通ります。もし2次代理店、3次代理店からの仕入れでも、しっかりメーカーからのルートを追って論理立てて説明できれば、真贋調査が通る事例もあります。少々グレーですが、Amazon本体以外のセラーから購入した場合は後で国内代理店から請求書をもらい通している方もいます。海外セラーやショップからの仕入れで、真贋調査が来ても諦める必要はありません。私のクライアントでもほぼ全員が調査を通っています。しかし、時間も労力もかかりますし、リスクは避けたほうがいいので上記の1~3で仕入れたほうが確実です。また、ハイブランド商品など偽物が多い商品は避けたほうが無難でしょう。

Amazon真贋調査の予防策~その2~

真贋調査を回避できる便利ツールのご紹介をさせていただきます。実は、Amazon公認ツールで事前に真贋調査のリスクを察知できる以下のツールが便利でお勧めです。

・セラースケットhttps://sellersket.com/

ワカルンダという機能で、Amazon商品情報から危険キーワード、危険ブランド、危険ASINが検出されます。アカウント停止につながる危険な商品が仕入れる前にわかるので活用しましょう。セラースケットは過去の申し立ての事例など、膨大な情報を分析し、常に更新を行っており、Amazon商品ページ上でリスク商品を「A~D、安全」の5段階に分けて表示してくれます。また、開始1年以内の初心者の場合は、A~Dランクの商品は避けたほうが無難です。危険度の下には、商品ページ上でAmazon販売手数料も自動で入力されますので、利益計算もとても便利になります(FBAシミュレーターに飛ぶ手間もなくなり効率化されます)。

その他にも以下の機能があり便利です。

・メーカー取り締まりや真贋調査のリスク速報をメール通知してくれる
・真贋調査の突破事例、メーカー取り締まり事例、アカウントスペシャリストの裏側など、セラースケットでしか得ることのできない多くの情報を掲示板で共有
・アカウント停止時に、改善文の作成や添削をしてくれるアカウント復活サポート

開始1年未満のアカウントの方以外も、リスク回避でぜひ導入することをお勧めします。これからの時代は攻めだけでなく、守りもしっかり意識して実践してください。
 

■プロフィール
竹内 亮介(たけうち・りょうすけ)
 
1983年、千葉県に生まれる。立命館大学産業社会学部卒業。R・グローバルジャパン(株)代表取締役。2012年、資金ゼロ、人脈ナシ、全くの未経験からAmazon輸入ビジネスをスタートし、1年後に月収100万円、2年後に月収200万円を稼げるようになる。2014年、事業拡大のため貿易業を手がける同社を設立。Amazon輸入の第一人者として、個人コンサルティングやコミュニティ(IBC)でノウハウを教え、月収100~1500万円以上稼げるクライアントを多数輩出。クライアント全員が稼げるようになると定評がある。さらに、読者数8.6万人(購読者数・輸入ビジネス日本一)のメールマガジンを配信し、その独自ノウハウで業界から注目を浴びている。現在は、パソコン1台で世界中どこに行っても仕事ができる生活スタイルを確立。年収1億円、預貯金1億円以上、30ヶ国以上の旅行、ベストセラー出版など、多くの夢をかなえている。
 
■URL
BLOG http://takeuchi01.com/
Facebook https://www.facebook.com/takeuchi01
LINE@「@takeuchi02」でID検索(@をお忘れなく!)
 
■著書
いちばん儲かる!Amazon輸入ビジネスの極意
(秀和システム、2015年1月)
いちばん儲かる!Amazon輸入ビジネスの極意第2版
(秀和システム、2021年2月)
*期待の第2版が2021年ついに発売!重版決定!
*2冊累計4.3万部達成、増版17刷のベストセラー
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