コラム
「脱サラして起業したい」「自分でビジネスを始めてみたい」・・・先行き不透明な時代だからこそ自分で行動を起こし、お金や自由を得ようとする人は多いのではないだろうか。今回は、リスクのない直接取引の方法や、直接取引を利用して購入すべき商品について、その道で成功を収めているR・グローバルジャパン(株)の代表取締役・竹内亮介氏から学ぼう。
第10回では、ライバルと差をつけるための海外セラーと直接取引する方法についてお話ししました。第11回となる今回は、リスクが伴わない直接取引の方法や、直接取引を利用して購入するべき商品について、説明します。
ネットショップと直接取引する
以前、Googleショッピングなどを活用して、ネットショップを検索できると説明しました。そこで、良さそうなネットショップを見つけた後、ページ内の上部か下部のいずれかに、大抵「contact us」というリンクがあります。そこをクリックしてみてください。「contact us」のページが開きますよね。ページに記載されているメールアドレス、もしくはお問い合わせフォームから直接交渉メールを送ることができるでしょう。送る内容は、前回のコラムでお話ししたeBayセラーへ送るメールと同じで大丈夫です。
ノーリスクで直接取引しよう
前回は、eBayで一度セラーと取引するとPayPalでセラーのメールアドレスを確認することができるとお伝えしました。その上で、PayPalを使用して直接取引をすることは、オーソドックスな方法です。しかし、eBayやAmazonの「特定商法取引法に基づく表示」の部分には、セラーのメールアドレスや連絡先が記載されています。そのようなセラーには、そこに記載されている連絡先にメールを送るほうが良いでしょう。
さらに、eBayだけでなく他のネットショップを利用して物販を展開しているセラーもいます。こういったセラーとは、eBayで取引をしなかったとしても、連絡を取る手段がありますので、直接取引が可能です。eBayに表示されているセラーのID(店舗名)をGoogleで検索してみてください。そうすると、セラーが運営するネットショップが見つかります。
ネットショップ内の「contact us」や連絡先から直接取引の交渉をすると良いでしょう。直接取引ではなく、そのネットショップからキャッシュバックサイト経由で商品を購入することで、割引価格で購入できる可能性もあります。ぜひ調べてみてくださいね。
また、セラーのIDを検索した際に、ネットショップ以外にも、TwitterやFacebookのアカウントが出てくる可能性も考えられます。これらのSNSツールを利用して、交渉メールを送ることができるかもしれません。そうすれば、eBayで相手のセラーと取引をして、PayPalアドレスを取得しなくても、素早くノーリスクで直接取引ができるのです。この方法を使えば、海外Amazonに出品しているセラーにも同様の方法で直接取引ができます。
もしくは、Amazonの店舗名をGoogleで検索して、ネットショップを探して交渉してみてください。ただし、eBayと同様でAmazonを通して取引をしなくてはならないという規約があります。そのため、Amazonのセラーと直接取引をしたい場合は、この方法で交渉することをお勧めします。
どのくらい購入すれば良いのか
私は、クライアントからよく、「直接取引では、最低何個の商品を購入するのですか?」という質問を頂きます。これは仕入れ先次第です。しかし、1個からでも直接取引は始めることができます。特にeBayでまだ評価の低い初心者セラーは販売先を探していることも多く、1個からでも柔軟に対応してくれる場合があるのです。
相手のセラーも、商品を売りたいからeBayに出品しています。そのため、メリットを感じることができれば、少ない購入数でも取引してくれる可能性があるということです。さらに、交渉する際に以下のことを伝えると、少数仕入れできる可能性が高くなるでしょう。
・購入数を徐々に増す予定であること。
・日本の市場調査で、テスト販売するため、サンプルとして少数購入したいということ。
このようなことを伝えれば、購入数が少ない場合でも購入がかなう可能性が高いです。遠慮せず、連絡してみましょう。ただ、多く買えば買うほど、相手のセラーにとってはメリットが大きくなるので、大幅に値引きしてもらえる確率は上がります。そのため、徐々に仕入れ量を増やしていき、資金を貯めて大きな取引ができるようになれば、あなたのビジネスは一気に飛躍していくでしょう。
結果を出す人の特徴
結果を出す人は、1つのノウハウを徹底的に行える人です。「誰にでもできることを、誰にもできないくらいの行動量でやる人」とも言えます。稼げない人は「もっと良いノウハウがあるのではないか」とセミナーに参加などするでしょう。もちろん、そこで得られる有益な情報もあると思います。しかし、一度1つのことをやると決めたのであれば、徹底的にやった方が良いです。Amazon輸入ビジネスはそのようにして、1つの方法に注力している人が稼いでいます。
例えば、Aさんは販売する商品をリサーチする際に、20種類ほどの商品しかチェックしないとします。そして良い商品がないと諦め仕入れることを中断してしまいました。しかし、Bさんは300種類の商品をチェックして各種1個ずつ仕入れて販売することにしたのです。さて、得られる経験や金額はどちらのほうが大きいかというと、Bさんです。
私も当初は、基本の商品リサーチをとにかく真面目にコツコツとしていました。多くの商品をチェックすればするだけ、儲けを得られる商品を見つけられる可能性が高くなるからです。そのため、たくさんの種類の商品をリサーチして販売することで、Amazon販売のコツをつかむことができると思います。
また、以前紹介した「Camelcamelcamel」をとことん利用している人と利用していない人とでは、稼ぐ金額も違うと思います。CamelcamelcamelはAmazonで販売されている商品の価格の変動を追跡し教えてくれるサイトです。そのため、このサイトで多くの数の商品の価格推移を調べている人と、たった10品だけしか商品の価格を調べていない人とでは、得られる情報も雲泥の差と言えますね。
Amazon輸入のノウハウは、拙著「いちばん儲かる!Amazon輸入ビジネスの極意」を読んで実践して頂ければ基本的なことは十分でしょう。本に書いてあることを徹底的にやり込むだけでも、月収30万から200万円くらいなら稼げます。
新しく斬新なノウハウを追い求めるのではなく、ひたすら既存のノウハウを実践していくのです。いろいろな情報に触れ、目移りしてしまうかもしれません。
分からないことがあったときにGoogleで検索して情報を得るだけでもいいと思います。しかし、ライバルに差をつけて、確実にAmazon輸入で多くの収入を得たいと考えているのであれば、ぜひ私の本に書いてあることをとことん行ってみてくださいね。
竹内 亮介(たけうち・りょうすけ) 1983年、千葉県に生まれる。立命館大学産業社会学部卒業。R・グローバルジャパン(株)代表取締役。2012年、資金ゼロ、人脈ナシ、全くの未経験からAmazon輸入ビジネスをスタートし、1年後に月収100万円、2年後に月収200万円を稼げるようになる。2014年、事業拡大のため貿易業を手掛ける同社を設立。Amazon輸入の第一人者として、個人コンサルティングやコミュニティ(IBC)でノウハウを教え、月収100~1500万円以上稼げるクライアントを多数輩出。クライアント全員が稼げるようになると定評がある。さらに、読者数8.6万人(購読者数・輸入ビジネス日本一)のメールマガジンを配信し、その独自ノウハウで業界から注目を浴びている。現在は、パソコン1台で世界中どこに行っても仕事ができる生活スタイルを確立。年収1億円、預貯金1億円以上、30ヶ国以上の旅行、ベストセラー出版など、多くの夢をかなえている。 ■URL BLOG http://takeuchi01.com/ Facebook https://www.facebook.com/takeuchi01 LINE@「@takeuchi02」でID検索(@をお忘れなく!) ■著書 『いちばん儲かる!Amazon輸入ビジネスの極意』(秀和システム、2015年1月) *2万部突破・増版10刷のベストセラー 『Amazon輸入大百科』*期間限定で無料公開中 http://takeuchi01.com/lp/ |
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