コラム
「脱サラして起業したい」「自分でビジネスを始めてみたい」・・・先行き不透明な時代だからこそ、自分で行動を起こし、お金や自由を得ようとする人は多いのではないだろうか。今回は、ライバルと差をつけるために、未開拓の市場をつくる方法を、その道で成功を収めるR・グローバルジャパン(株)の代表取締役・竹内亮介氏から学ぼう。
第8回では、仕入れのポイントをお伝えするとともに、信頼できるネットショップを見極める方法についてお話ししました。第9回となる今回は、ライバルと差をつける商品の特徴やリサーチ方法などを説明します。ぜひ、参考にしてみてください。
新規商品ページを作成しよう
これまで、Amazon輸入ビジネスで結果を出す最短の方法として、すでにセラーが扱っている商品ページに、相乗り出品するのが王道パターンだと説明してきました。なぜかというと、すでに存在するページに出品すれば良いからです。他にも、過去のデータが取りやすい、GoogleやYahoo!の検索でも上位に表示されるなどの利点があります。一方で、ライバルも同じように出品できるのが難点の一つ。参入者が多くなると、価格競争になってしまいます。そんなリスクを回避するためにできるのは、自分で新しくAmazonの商品ページをつくることです。ただ、新規商品ページは、検索に表示されるまでタイムラグがあり、必ず売れるという確証がありません。また、商品が売れるようになったら、ライバルに相乗り出品されてしまう可能性もあります。
しかし、未開拓の市場をつくることができるので、独壇場で商品を販売できる可能性を秘めているんです。なお、売れる商品ページを作成するコツは、すでに売れている商品のページを参考にして、できるだけ同じように真似をすること。正規の商品ページや、同じカテゴリーの人気商品のページを参考にしてみると良いでしょう。
新規登録する商品を選ぼう
どんな商品を新規商品登録すれば良いのか、具体的に説明していきます。
① 並行輸入品ページがない商品
Amazonで正規輸入品が売れているのに、並行輸入品ページがない商品を探しましょう。正規輸入品は国内保証が有効です。しかし、国内保証が無くても、正規輸入品より安い価格で販売すれば、売れる可能性は十分にあります。そこで、売れている正規輸入品を並行輸入品として登録するのです。
② 海外で売れている商品
海外で人気の商品は日本でも売れるでしょう。Amazon.comやeBayで売れていて、日本Amazonに商品ページのない商品の登録をおすすめします。
③ 「ヤフオク!」などで売れている商品
こちらも、日本Amazonにページがないことが前提です。他のプラットフォームで売れている商品は、Amazonでも売れると言っても過言ではありません。また、国内で輸入品がいち早く販売される場所はヤフーオークションと言われています。気になる商品ができたら、国内外のオークション・ショッピングサイト内から検索できる「オークファン」でリサーチをしてみましょう。全体的に見て、Amazonよりヤフオクの方が1~3週間ぐらい新商品が出てくるのが早いというのが私の感覚です。Amazonでは一向に出品されない商品もあるので、狙い目ですよ。
④ Amazonで売れている商品の関連商品
すでに、Amazonで売れている商品の関連商品の登録もおすすめです。同じブランドの商品や色違いの商品で、日本のAmazonページにないものを登録しましょう。
⑤ Amazonで売れている商品の新商品
売れている商品の新しい機種がでたら、売れる可能性はとても高いです。新商品の情報はいち早くつかみ、商品登録をしましょう。
全世界のeBayをリサーチしよう
第6回の講座で、eBayは世界中に展開されていると説明しました。eBayアメリカで商品を検索すると、左側に「Item Location」という項目があります。その項目を選択し、次に「Worldwide」を選択しましょう。世界中の「eBay」の商品が表示されます。しかし、これだけで世界中の「eBay」の商品が全て表示されているわけではありません。では、全ての商品をリサーチするにはどうすれば良いのか・・・。そこで、「MATSUWARI(http://www.matsuwari.com/)」という世界中のeBayを横断検索できるサイトを使います。キーワードを入れて検索すると、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、カナダ、イタリア、スペイン、香港、オーストラリアの9か国の「eBay」サイトの中から商品が同時検索できるのです。MATSUWARIでは、「日本への配送OK」のみ、「Top Rated Seller」のみ、「新品」のみという絞り込み検索もできます。世界中に展開されているeBayサイト一つひとつにアクセスして、検索をしてくのは難しいこと。ぜひ、MATSUWARIを利用してみてください。実践すれば、どのくらい売れているのか、ライバルがどれくらいいるのかを分析する材料となるでしょう。
eBayヨーロッパのセラーの特徴
eBayヨーロッパのセラーの多くは、商品ページに自身のメールアドレスを載せています。eBayアメリカのセラーやショップで、たまに見かけることもありますよ。そこでメールアドレスに直接メールを送ってみましょう。直接取引することが可能となりますし、そうなればeBayの手数料が掛からない分を値引きしてくれることもあります。eBayヨーロッパのセラーは、後に説明する直接取引や値引き交渉を行いやすいんです。
法人化するタイミングとは?
なぜ、このような話をするのかというと、ビジネスで結果を出したコンサル生からよく聞かれる質問だからです。個人事業主もしくは法人のどちらが良いのかというのは、状況によって異なります。しかし、私は以下の理由で法人化をしました。ぜひ、参考にしてみてください。
・税金面
税金面は、法人のほうが経費の適用範囲が広くなります。つまり、節税の効果があるということです。さらに、個人の場合は開業してから確定申告を2回するまで、法人の場合は設立してから2年間、消費税の免税期間となります。私は、合計4年間の消費税を免税にするために、個人事業主として2年働いた後、法人化を果たしました。
・社会的信用
個人より法人のほうが安心感や信用があります。名刺交換をした場合など、“株式会社〇〇”と書いてあるほうが安心感や信用がありますよね。国内取引をする場合は、法人企業でないと契約できない場合もあります。
・モチベーションアップ
“株式会社〇〇”の社長になるので、そうした肩書きに憧れがある場合は、法人化をすることでモチベーションが上がるでしょう。ただ、法人化すると、役員報酬の設定などが難しい面もあります。1人で起業する場合は、個人事業主でも良いと私は思います。従業員を雇い、組織として物販の事業を大きくしていきたい場合は、法人化したほうが良いでしょう。
個人的には、年間500万円以上稼げるようになったら、自力で稼ぐ力もついていますし、節税効果も見込めるので、法人化を検討してみても良いと思います。
竹内 亮介(たけうち・りょうすけ) 1983年、千葉県に生まれる。立命館大学産業社会学部卒業。R・グローバルジャパン(株)代表取締役。2012年、資金ゼロ、人脈ナシ、全くの未経験からAmazon輸入ビジネスをスタートし、1年後に月収100万円、2年後に月収200万円を稼げるようになる。2014年、事業拡大のため貿易業を手がける同社を設立。Amazon輸入の第一人者として、個人コンサルティングやコミュニティ(IBC)でノウハウを教え、月収100~1500万円以上稼げるクライアントを多数輩出。クライアント全員が稼げるようになると定評がある。さらに、読者数8.6万人(購読者数・輸入ビジネス日本一)のメールマガジンを配信し、その独自ノウハウで業界から注目を浴びている。現在は、パソコン1台で世界中どこに行っても仕事ができる生活スタイルを確立。年収1億円、預貯金1億円以上、30ヶ国以上の旅行、ベストセラー出版など、多くの夢をかなえている。 ■URL BLOG http://takeuchi01.com/ Facebook https://www.facebook.com/takeuchi01 LINE@「@takeuchi02」でID検索(@をお忘れなく!) ■著書 『いちばん儲かる!Amazon輸入ビジネスの極意』 (秀和システム、2015年1月) 『いちばん儲かる!Amazon輸入ビジネスの極意第2版』 (秀和システム、2021年2月) *期待の第2版が2021年ついに発売!重版決定! *2冊累計4.3万部達成、増版17刷のベストセラー 『Amazon輸入大百科』*期間限定で無料公開中 http://takeuchi01.com/lp/ メンタリストDaiGo氏、推薦! 【いちばん稼いでいる著者が教えるAmazon輸入ノウハウ本の決定版】 ★大幅アップデートした最新版! ★1日1時間程度の作業で月収200万円を稼いでいる独自ノウハウを公開! ★定番のロングセラーが10年間の研究成果を踏まえて待望の増補改定! ★副業・起業の定番本★パソコン1台あれば1人で稼げるノウハウが満載 ★Amazon輸入ビジネスのすべてを大公開 |
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