コラム
キッチン家電を試用できる 体験型アンテナショップ
カフェ激戦区としても知られる目黒区自由が丘。東急東横線・東急大井町線自由が丘駅から徒歩6分の好立地に店舗を構える「トフィー 自由が丘」は、文具メーカーの(株)キングジムが開いた「キングジムグループの商品をカフェで試用しつつ楽しめる、体験型アンテナショップ」だ。
店舗は雑貨店が立ち並ぶ路地の一角にある。年季の入った建物をリノベーションで一新しており、黒を基調としたシックな外観は、おしゃれな自由が丘の町並みに溶け込む。店内へ足を踏み入れると、トフィーを象徴するカラーである淡いブルーの壁が映える。
店内の1階では、同社の女性向け文房具ブランド「HITOTOKI」シリーズの商品や、グループ会社である(株)ラドンナの生活雑貨や家電製品、(株)アスカ商会のアーティフィシャルフラワーなどを販売。より多くの来店客に興味を持ってもらうために、他社商品も扱っている。いずれも機能性が高いのはもちろん、デザイン性にも優れ、どれを手にとっても特長のあるものばかりだ。
折り返し階段の壁面には、自社ブランドのアーティフィシャルフラワーが展開されており、そこを上り切ると明るく開放感のあるカフェスペースが目に入る。棚にはコーヒーメーカーやオーブントースター、ホットサンドメーカーといったキッチン家電がずらりと並んでおり、いずれもカフェを楽しみながら試用可能。
カフェの主なメニューは「堀口珈琲 Toffy ブレンド」と「トーストお試しプレート」。トーストを頼むと、老舗ベーカリー「ブランジェ浅野屋 自由が丘店」のパンが運ばれてくる。そのパンを、トフィーブランドはもちろん、バルミューダ、アラジン、ラッセルホブスなどのオーブントースターを使って、自分で焼き比べられる。コーヒーも同様で、ラインナップされているコーヒーメーカーの中から好きなものを選び、テーブルに置いて実際に使い心地を試した上で、コーヒーを味わえる。その他にスイーツのメニューも用意されており、飲み物のテイクアウトもできるのだ。
また、スパイス講座やアロマテラピー講座など、自社商品を利用したワークショップも開催。中でも、堀口珈琲と協力して行われるセミナーでは、9~10種類のコーヒーをカッピングし、味や香りの違いを体感できる。そうして、「こちらの豆のほうが好みに合う」といった新たな発見を通して、本当に自分が好きなコーヒー豆の選び方を知り、豊かなコーヒーライフを送ってほしいというのがコンセプトだ。それに加え、コーヒー豆の産地や製法の専門知識も身に付く内容となっている。
商品を買うだけでなく、カフェやキッチン家電の試用などさまざまな楽しみ方ができる「トフィー 自由が丘」。自分に合った楽しみ方を見つけ、リフレッシュしてみてはいかがだろうか。
1 カフェスペースである2階で試用できるコーヒーメーカーは、1階で販売されている。使用感が気に入った商品を、そのまま購入していく来店客も
2 老舗ベーカリー「ブランジェ浅野屋 自由が丘店」から仕入れたフレッシュなパンで、オーブントースターの焼き加減の違いを楽しむ。トフィーブランドはもちろん、他社製品も試せる
3 トフィーのコーヒーメーカーに最適化された堀口珈琲監修のToffyブレンド
4 コーヒーを注ぐ食器には、現在は閉店した人気雑貨店「F.O.B COOP(フォブコープ)」の有田焼を使用。店舗でも販売している人気商品だ
【Focus!】
黒を基調とした落ち着いた雰囲気の外壁に、白い「TOFFY」のロゴが鮮やかに映える外観。庇の役割を果たすオーニングとフラッグには、トフィーを象徴する色でもある淡いブルーが効果的に使われているのも特長だ。ガラス越しに見える店内には、自社ブランドのアーティフィシャルフラワーが展示されているのが目を引く。自社ブランド、他社製品を問わず、同店の商品はデザイン性に優れている上、機能的。光る部分を備えたラインナップが、トフィーらしさを体現しているのだ。
ガラス張りで開放感があり、日当たりも良い店内2階のカフェスペースでは、調度品にこだわりを見せる。中でも、海外製で疲れがたまりにくいよう設計された椅子は、長時間作業しても苦にならない。テーブルにはコンセントを設置。キッチン家電を試すだけでなく、パソコンを広げ作業に勤しむ常連客もいるほど、居心地の良い空間を演出している。
トフィー 自由が丘 【所在地】 〒152-0035 東京都目黒区自由が丘2-8-15 【TEL】 03-5726-9456 【営業時間】 11:00〜19:00 (土曜・日曜・祝日は10:00から) 【定休日】 年末年始 【URL】 http://www.toffy.jp/ 【Instagram】 @toffy_jiyugaoka https://www.instagram.com/toffy_jiyugaoka/ |