一歩を踏み出したい人へ。挑戦する経営者の声を届けるメディア

Challenge+(チャレンジプラス)

コラム

他社に学ぶ!!隣のオフィスレポート エキサイト 株式会社

“エキサイト”できるサービスを生む
遊び心が散りばめられたオフィス空間

 

「こころ満たされる、コミュニケーションへ」をテーマに、ポータルサイトやニュース、翻訳サービスなど、インターネットサービスを幅広く手掛けるエキサイト(株)。2010年に、社員数増加に伴い恵比寿から麻布へオフィスを移転し、250名以上がワンフロアで働ける環境を実現、2014年にはカフェスペースも新設した。着々と社内環境の充実化を図ってきた同社のオフィスを紹介しよう。
 
まず受付では、社名ロゴのサイドに掛かる写真が目に留まる。これらは、写真好きが多いという同社内で開催された写真コンテストで、金賞・銀賞を受賞した作品だという。なお、会議室や廊下にもその他の入賞作品が多数展示されており、思わず見入ってしまうほどの力作が並んでいる。さて、受付の先にある大きな窓から光が差し込む明るい廊下を進むと、来客用会議室エリアが広がる。全部で11部屋あるという来客用会議室はいずれもシンプルなつくりでありながら、部屋ごとにデザインや配する家具が異なっており、人数はもちろん会議内容に応じても使い分けができるそうだ。また、全ての会議室にモニターを完備。テレビ会議ができる部屋も用意されているのは、海外にも拠点を持つ同社ならではである。
 
続いて訪れたのは、こだわりのカフェスペース「エキサイトカフェ」。本格的なカフェさながらのおしゃれなエントランスに足を踏み入れると、ふわりとコーヒーの香りが漂う。カフェ内は空間全体が間接照明で柔らかく照らされ、多様なデザインの椅子が点在する一方、家具は木の素材で揃えられているため、不思議と統一感がある。以前のオフィスから使われている家具も多く、空間に合わせて木目調のシートを貼るなど細やかな工夫を行うことで、良いものが長く大切に活用されているのだ。ソファ席やテーブル席の他、カウンター席やスタンディングスペースも揃い、社員たちの休憩場所としてだけではなく、気分を変えて仕事をしたいときや、簡単な打ち合わせなどにも重宝されている。また、充実した設備を生かしてさまざまなイベントも行われるとのこと。過去には、社外向けのセミナーやユーザーを招いたイベント、エンジニアの勉強会や自社メディア用のインタビュー・撮影、さらには社内の20周年イベントやハロウィンパーティーの会場としてなど・・・場所がつくられたことで社員たちのアイデアが膨らみ、活用方法がどんどん広がっているのだ。また、カフェの奥には2つの社内会議室、その名も「グランドキャニオン」と「万里の長城」が。実は社内会議室のみ、全て世界遺産の名前が付けられているそうで、他にも執務エリア内には「マチュピチュ」や「エアーズロック」と呼ばれる会議室があるなど、遊び心たっぷりなのだ。
 
そんな執務エリアを覗くと、そこには開放的な空間が広がる。社員たちが使用するデスクは、何と横幅が160cm以上。各デスクの前には仕切りもあるため、社員全体を見渡しやすい上で、一人ひとりは作業に集中しやすくなっている。また、執務エリアには社長・役員の個室は存在しないというから驚きである。「全社員がフラットな関係性でありたい」という同社の社風が、オフィスづくりにも反映されていると言えるだろう。そんな自由で風通しの良いオフィスだからこそ、エキサイトらしい、心がワクワクするようなオリジナリティー溢れるサービスが生まれているのだ。

01 広々とした受付では人型ロボットPepperがお出迎え。インパクトのある大きな社名ロゴのサイドには、社員が撮影した写真が飾られている
02 「エキサイトカフェ」のエントランス。照明に照らされた意匠が上品で美しく、まるで本格的なカフェの外観のようだ
03 カフェ内にはホワイトボードではなく、黒板が設置されている。チョークを使って打ち合わせのアイデアを書き込んだり、社員の家族がオフィスを見学するファミリーデーでは、子どもたちが自由に落書きするのだとか
04 執務エリアでは、社員たちがワンフロアで働いている。両サイドに袖机を置けるほどに余裕がある横幅の広いデスクは、使い勝手も抜群だ

 

【会社情報】
エキサイト 株式会社
〒106-0047 東京都港区南麻布3-20-1 Daiwa麻布テラス4F
【URL】
http://corp.excite.co.jp/

<<前回の記事   LINE 株式会社  |  合同会社 DMM.com   次の記事>>

 
 

躍進企業応援マガジン最新号

2024年11月号好評販売中!